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No.13  2000.6



◎ぼけ・・・苦労の愛着

  20年の歴史ある、痴ほう症のお年寄りがいる家族が支えあい、社会の理解を求めようと結成した「呆け老人をかかえる家族の会」が、時代の変化を理由に「日本アルツハイマー協会」の名称に変更を決めたところ、会員から「誰にも言えない介護の苦労を分かち合った会がなくなるようで寂しい」という声が強く、改称を撤回したいという。
  この頃、昔から使っている言葉が、差別や蔑視のように受け取られるケースが多い中、こういう問題に警鐘を鳴らしたように思えてならない。



◎父親・・・家庭でも苦労

  サラリーマン川柳コンクールが先日新聞に載った。何となく、あてはまるような、わかるようなものばかりです。
  経済低迷「新社員 紹介されたたら 父だった」「やってみろ 言うならお手本 してみせろ」、上司になれば大変です。
  「ボーナスに はかせてみたい 厚底を」、期待できず家庭では「風呂の順 オヤジ最後で 掃除つき」、しめくくりは「プロポーズ あの日にかえって ことわりたい」が父親のいつわざる心境なのかも、と皮肉っていますが、こんな川柳我が家に限っては、と笑い飛ばしましょう。



◎協力は・・・時代の流れです

  障害の方にもやさしい施策として、中央公民館玄関の自動化、車椅子用トイレの新設、役場前公衆トイレの車椅子用対応、新築される長生寮の玄関トイレの車椅子対応、健康福祉バスの車椅子乗車2人可能など、急速に充実されるよう努力しています。
  一方民間でも、様々な形での協力が生まれています。理髪店の障害者対応設備、観光農園の車椅子体験可能のいちご畑のうね作りなど、うれしいですね。



◎馬も人も・・・経験不足

  5月1日に馬による田起こしが行なわれました、人馬とも経験不足で馴れるまでは一苦労、プラウによる田起こし、私の脳裏にあるのは一人でプラウと手綱をあやつり、いとも簡単に耕す姿です。
  昔の人はエライ。



◎3人も・・・聞いたことがない

  春の叙勲で、大野町から3人の受賞者が生まれました。
  消防功労の、関崎 庄一さん。電力功労の、田嶋 光男さん。農学技術功労の、小山田 儀雄さんの3人です。
  当時を振り返ると、相当の苦労を重ねたようです。今後は、健康に気をつけて、苦労も思い出に変え、後輩の指導に益々頑張って欲しいですね。



◎もう、ごあいさつありました

  文月開拓は、稲川 辰正さん夫婦。高齢だが付近に住家の少ない一軒家に住んでいます。
  昨年は、大勢の熊が入れ替わりやってきました。4月の下旬に訪問したら「吉田さん、もうあいさつにきたよ」よの事。
  年中熊と暮らしているような生活ですが、別に驚いているわけでもなく感心します。



◎丈夫のしるし・・・肌が荒れたほうが

  ブナの木は、年輪を重ねると木に「まだら」ができる。これを通称「肌が荒れる」というのだそうです。肌が荒れるということは、ブナの木が丈夫に育っているという証だという。
  人間にもあてはまればいいなぁ。というお話は、函館林業指導事務所長 大沢 孝三郎さんからお聞きしました。



◎自然と助け合いが

  4月4日から健康福祉バスの巡回運行が始まりました。
  私も同乗させていただきました。足の不自由な人が乗り込んできたとき、ステップ(踏台)を昇るのが少し大変なように見えましたら、サッと同乗しているお年寄りが手を差し伸べ引いてやると、楽々バスに乗り込んできました。
  助け合いは自然と生まれるんですね。



◎あたり前のことをほめられる

  グリーンツーリズム、農家が休日をたのしもうという講演会での体験のお話。
  都会からやってきた人は「朝もやがきれいだ」「空気がおいしい」など、農村では、あたり前のことを喜ぶ。不思議だという。あたり前と思っていること、私たちも感じてみる必要がありますね。


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