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  ■  板そば街道

  
  
  山形県・村山市に「最上川三難所そば街道」は、最上川の流れに沿って、約15キロの道のりに14軒の手打ちそば屋が軒を連ねる。私も以前、訪ねてはみたものの、目移りしてが ・・・・・ どのそば屋に入ったらいいのか迷ったことを憶えている。  
  
  農業地帯のこの地域では、田植えや収穫などの農作業後、労をねぎらう「そば振る舞い」が当たり前だったという。大野で言えば「さなぶり」なのでしょう。

  村山そばのシンボルは「板そば」。昔、杉板の上にそばを盛ったことから「板そば」と名づけられたらしい。それにしても、杉の板で作った木製の箱器の大きさに驚きました。「普通盛り」「大盛り」も「うすもり」など、馴染みのない言葉が並ぶ。うす毛利(もり)でも、北海道のもりそばの2〜3倍の量。

  私は、200年前の茅葺き屋根の民家を活用した14番店「あらきそば」に入店。店構えはそば屋とは見えず、「民家」に思えた。店の看板も、申し訳程度の小さなもの。地粉を使った太い手打ちそばで薬味はネギのみ。メニューも「板そば」のみ、というのが素人をひきつけますね。

  14軒の店が、伝統技術を守りながら切磋琢磨していることが、村山そばの魅力を継続させる原動力になっているのでしょう。最上川が育んだそばの味、一度お試しあれ。

  
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