TOP   小さな発想で  蕎麦酔夢「吉田村」  写真で語る ブログ   リンク集

No.88  2006.9

61 ◎ 北京のしきたり ・・・・ 酒席 「2006・8・30」

  北京に行くと酒席の慣習、日本とは違うことが多いですね。酒を飲んでの無礼講はダメらしい。あくまでも相互理解・相互友好の場。日本だって礼儀上はそうだが、ハメをすぐはずしてしまう、私も反省です。割り勘制度もナシらしい。支払いは男性若しくは年配者がする。ご馳走になたお礼も必要ないらしい。「ご馳走はご馳走で返す」からだという。仕事の上でも、食事は食事、接待は接待、ビジネスはビジネス、分けて考えることだそう。


60 ◎ メガネは一つで十分か ・・・・ 敵は慣習 「2006・8・30」

  コマーシャルの言葉で、ハッとさせられた。「背広やネクタイはいくつも持っているのに、メガネはズーッと同じものではありませんか」。言われてみれば、その通りだなあ・・・反省。昔使った度数が合わなくなったメガネを出してみた。フレームもレンズも昔風で、今時代かけられそうもないシロモノになっている。メガネは、スーツやネクタイ以上に他人の目を引くという。専門家が、3〜4年で買い替えがベターだと勧められることには、納得だなあ。若返りを図る意味で実行したいが ・・・ 問題は懐だなあ。



59 ◎ 中国農業大学 ・・・・ 深刻・食糧輸入国 「2006・8・29」

  7月6日に中国農業大学で、元副校長の程序先生の「中国における食糧問題」についての講話を聞いた。中国の農業政策立案者だった先生は、農業者の社会的安定に憂慮している話をされた。豊作ほど農家は貧乏になるという話、日本の米づくりに共通している。また気象にも左右されるので生活が不安定だという。都市の人たちは農家を応援しなければならないと力説。また文化的な面は都市と比べて低く、今後の課題だという。言われることが、日本の農家にも共通する悩み、農業政策の大切さを感じた。中国は、牛肉を食べる量が大幅に増えているという。牛のエサが不足し、飼料も輸入に頼る状態。農民も工場労働者に転進が増え、農地が工業用地に変身も悩みだという。中国も、農業政策には悩みをかかえている感じを受けた。


58 ◎ 街頭の声援 ・・・・ 右足 「2006・8・29」

  千葉真子、気温30度での北海道マラソンがラストラン。万感の思いを胸に11位。右太モモ肉離れを押しての出場は感動します。回避せず、しかも完走。言葉では簡単だが、本人は、肉体との相談をしながらの42.195キロを、どんな思いを描きながら走ったのであろう。過去の栄光を考えると、途中棄権することも ・・・・ 。「沿道の声援が私の右足になった」という言葉、そして山々の試練をくぐり抜けてきた実績は、後輩を指導する財産になったと思う。新たな舞台での活躍に、声援を贈りたい。


57 ◎ 老舗 ・・・・ 天ぷら 「2006・8・29」

  札幌ススキノ十字街の「天ぷら 蛯天本店」が、ビルの建替え工事で長期間休業していた。以前の店は、カウンターの前で揚げ、壁には店と親交のあった漫画家おおばひろしさんの漫画絵がシンボルとして飾ってあり、さらに来店した芸能人のサイン色紙が壁を埋め尽くしていた。これを見ながらの待ち時間はアッという間に過ぎるので、味とともに入りごこちがよかった。久しぶりに新調された店に入った。私の好物は「かき揚げ天丼」・・・至福のひと時でした。店のキャッチフレーズは「受け継がれた伝統の深い味わい」、昭和25年創業以来の味を守り続ける老舗を、ファンとしては継続してほしい。


56 ◎ 譬え話で教示 ・・・・ 二宮金次郎 「2006・8・28」

  薪(たきぎ)を背負い本を読む、二宮金次郎の話は小さい頃からよく聞かされましたね。新井恵美子・著書「江戸の家計簿」は、愛妻家・家庭人の二宮金次郎を描いたもの。それによると、金次郎は譬え(たとえ)話のうまい人だったという。「大掃除をする時に殿様が自分だけ動かずにいて、下の者を命令してもうまくいかない。まずは自分の畳を上げろ」 「たらいの水を見よ。水を手元に寄せようとすれば、水は逃げる。押してやれば戻ってくる。お金も同じだ。欲しがれば逃げる。要らないよと人にやれば、いやでも戻って来る」。「人々の気持ちを一つにする方法は芋洗いと同じで、ごしごしと意見をぶつけ合う。皆の言い分を全部出させて激論すると、いつの間にか芋がきれいになるように意見は統一される」。身近なものを使ってわかりやすく話した人だという。私も見習い、遠まわしではなくわかりやすく話をしたいものだが、「あのー」、「そのー」、「このー」 ・・・ 連発だなあ。反省。


55 ◎ 火葬場不足が来る? ・・・・ 洋上斎場船 「2006・8・28」

  葬儀の将来予測が新聞に載った。平成50年に、年間死亡者170万人のピークを迎えるという。そうなれば火葬場が不足になり、火葬が1週間も待たされたり、冷蔵設備付き遺体安置所が必要にもなるという。今研究されているのは、「葬儀会館」と「火葬場」の機能を備えた「洋上斎場船」。家族、近親者だけで執り行う密葬や家族葬が増え、需要があることを予測している。また、葬儀に対する考え方は急速に変化を見せ、戒名不要、無宗教など多様化するともしている。これはコンサル会社の予測ですが、葬儀文化の変化に私たちはついていけるのだろうか。  


54 ◎ 鍛える ・・・・ 自己防衛 「2006・8・27」

  北京市内も大連市内も、朝となれば広場などに集まり、太極拳で体を鍛えている。さまざまな流儀がありそうで、師匠に習いながらというのも目立ちます。自分の身体は、自ら鍛える、という自己責任が当たり前なんですね。北京市に住む大学教授退職者夫婦の家庭を訪問したが、年金で恵まれた生活に見えた。月5万円の年金で十分暮していけるんですね。でも年金をもらえない人が大多数のよう、ここでも日本は恵まれていることを感じる。


53 ◎ 4日連続 ・・・・ 同じ質問 「2006・8・27」

  PHP総合研究所・代表取締役社長・江口克彦さんが語る松下幸之助。あるとき部屋にはいっていくと松下から、「君、ハーマン・カーンという人が今度くるんやけどな、どういう人が知っとるか」と聞かれたんです。当時ハーマン・カーンは「21世紀は日本の世紀になる」と予言した「時の人」で、来日して松下と会う予定になっていました。そこで私は、「ハーマン・カーンという人はアメリカのハドソン研究所の所長で、未来学者で、21世紀は日本の世紀になる、と言っている人です」と答えました。そうしたら翌日も「君、ハーマン・カーンという人が今度くるんやけどな、どういう人が知っとるか」と聞くんです。その翌日も3日連続で同じ質問をするんです。何で同じ質問を何回もするのだろうと思っていたのですが、ハッと気づいたんですね。松下は、もっと詳しく調べて報告しろ ・・・・・。


52 ◎ 1日分の賃金の値段 ・・・・ ケーキ 「2006・8・26」

  北京市雑学。車の渋滞時間は、午前7時〜9時・午後5時〜7時半。日本車は燃費がいいので売れるが、フォルクスワーゲンには大差をつけられている。日本車で昨年トップはホンダ・フイット。タクシーは初乗り3キロ・10元(約160円)というから、安いですよねえ。ガソリンは1リットル・5元(約80円)。初婚の結婚式は午前中がきまり。再婚の場合は午後でもオーケー。サッカーはイングランド・ファンが多いという。理由はベッカム。宝くじの1等賞は500万元。うち税金100万元。中国では200万元あればマンションを購入して一生暮せるという。

51 ◎ 改善 ・・・・ 角度 「2006・8・26」

  高齢化社会の時代を迎え、生活様式が様変わりしている。デパートやコンビニも高齢者が来やすくするために、トイレを洋式化している。数年前、ある学校のトイレの大改修を行った時のことです。現場の意見を教職員に求めたところ、「便器」は和式で作ってほしいとの要望でした。理由は、便座の衛生上の指摘でした。どうしても作るのであれば、便座に使い捨てカバーを置いてほしい。この時、衛生問題まで考慮して設計を進めていなかったので、現場の声を聞く大切さを感じました。いいことだからと思って進めても、見る角度によっては ・・・・ 勉強になった思い出があります。この時の結論は、和洋の両方を作り、どちらを使用するかは自己判断。


50 ◎ 国別研究所 ・・・・ 日本と米国だけ 「2006・8・25」

  日本の内閣府にあたる中国社会科学院の日本研究所を訪問した。副所長の孫新さんほか所員が歓迎してくれた。中国で国別の研究所があるのは、米国と日本だけ。それだけ日本を重視している。所員は、定員60人に対し実員47人だという。日本は、高度成長期に比べ勤勉さが落ちていると指摘。中国は日本の高度成長期を越えた。勤勉さを忘れず、目標を失うことなく発展を考えている。所員は日本で勤務した経験者ばかりで日本語も堪能。さまざまな事柄を研究している。今回は、靖国問題、反日デモ、北朝鮮問題、東シナ海の石油、魚つり島、台湾 ・・・・ さまざまな問題に対する中国の考えを教えていただいた。私の印象としては、オリンピック・万博・アジア大会というめじろ押しの開催イベントをを控え、全てに強気と勢いを感じた。     

49 ◎ 和式から洋式 ・・・・ 生活に大きな変化 「2006・8・25」

  家庭トイレの洋式化、多くなりました。家庭が変われば、公共施設も変えなければ、ということを小学生から教えられました。学校のトイレは全部和式、そのためガマンする。ガマン出来ない時は家に戻る、という話。高齢者は、腰をかがめる動作が出来なくなった、という話もよく耳にします。四国のお遍路の旅を毎年少しづつ継続している人が言うには、各所とも和式トイレが多く、これが一番体にこたえる。生活様式を変えることは、人間の体の作用や健康にも変化を与えるんですね。


48 ◎ 真夜中の建設騒音 ・・・・ 公共性優先 「2006・8・24」

  北京はオリンピックを控え、道路・建物の建設ラッシュ。「間に合うのだろうか」と思うのだが、建設整備を進める上での強みがあるんです。それは、「土地」が全て国家のものだからです。日本だったら土地買収、反対がある場合は長い年月を費やす。ホテルに泊まってビックリした。すぐ前の建設現場での工事、夜中の未明までガンガン音を立てて ・・・ 睡眠不足になった。聞いて納得。中国は「公共性が優先」だという。わからないわけではないが、騒音公害が課題だなあ。


47 ◎ 腰が強かった原因 ・・・・ 和式トイレ 「2006・8・24」

  ウォーキングドクター・デューク更家さんの正しい歩き方の話。西洋人は、手を振って大地を蹴るように垂直に歩く。日本人は大地に対して、手を振らないで平行に歩く。日本はトイレが和式だったから、骨盤の筋肉が非常に強い。また、畳の生活で立ったり座ったりの繰り返しが、腰の動きを滑らかにした。このことから、手を振って歩く必要はなかった。しかし、トイレが洋式化、更に椅子での生活になったが、歩き方は変わっていない。このことが腰を悪くする原因にもなるという。中半身が動く「手を振って歩く」こと、心がけてみましょうか。




46 ◎ 長くても短くても ・・・・ 一律 1元 「2006・8・23」

  大連市は山坂が多い。このため自転車通勤はあまり見かけない。市民600万人の足の確保は、バスだという。これがまた何キロ乗っても1元(日本円 約16円)。ほとんどがワンマンバス。面白いのは「お釣り」。1元きっちり持ってない場合は、お客から自らがおつり分を集めて下りる仕組み。集まらないうちに下りる停留所が? ・・・ この場合は自己判断。安くていい制度だが、ズルいことをする人がいないのだろうか。

45 ◎ 昔は幽霊 ・・・・ 今 人間  「2006・8・23」

  「超」怖い話の著者・平山夢明さんが、情報収集のため女子高校生たちに聞いた。「何か怖い話はない?」。すると「人間の?」と聞き返されるそうです。彼女たちが「怖い話」と聞いてまず思い浮かべるのは、見知らぬ他者、すなわち壊れた人間の話なのです。私の小さい頃は、「怖い話」と言えば「幽霊」や「お化け」だった。お祭りでもお化け屋敷は、面白いというより本当に怖かった。人間が幽霊を上回る怖さの世情、空しさを感じますね。


44  ◎ 祝いブタ ・・・・ 始末名人 「2006・8・22」

  大連市郊外のこの地区では旧正月に、お祝いとしてブタをつぶして食べるのが慣習だという。私たちにもてなしのお祝い行事をしてくれた。ブタを始末する名人が、得意の技を見せてくれました。頭を鉄の棒で一撃、素早く首を切りボウルに血を抜く ・・・ 最後は肉片なしの皮一枚、見事な名人技です。始末代は30元(日本円で約500円)プラスブタの頭だという。ずいぶん安い日当ですね。 

43 ◎ わが家の秋 ・・・・ 始まった  「2006・8・22」

  8月20日は市渡神社の例祭。昔からこの日を境にして、「秋風」を朝晩感じる。残暑の中ではあるが、わが家の「秋」が始まった。旧暦の上では、8日が立秋で7〜9月を「秋」としている。新暦では、9〜11月。天文学では、秋分から冬至までが「秋」。とにかく、わが家の周りで「蝉」の声を聞かない夏が終章です。うるさいくらいアブラゼミの声が聞こえた昔がなつかしい。


42 ◎ 甘い夢? ・・・・ 中国進出 「2006・8・21」

  中国の大連市には、日本の沢山の企業が進出しているという。大連松井味噌の社長・松井健一さんの話では、食品関係進出企業の7割は撤退を余儀なくされるという。習慣の違いもあるのでしょう。簡単に利益を上げられないようです。パートなど使用人への支払いは、半年に1回若しくは1年に1回でもオーケーだという。会社に遅刻した場合は、罰金制度。出勤簿の不正防止のため、指紋タッチの会社もあるという。ズルい人を排除なのでしょう。それに、販売はほとんどが現金売買にも驚く。お国変わればこんなに違いがあるんですね。

41 ◎ 自分だけは大丈夫? ・・・・ あまされる  「2006・8・21」

  久しぶりに「あまされる」という言葉を耳にした。高齢になって収入がなくなったり、病弱で手がかるようになると ・・・ 聞かされたなあ。新聞の投書欄に次の言葉が載った。「専業主婦には定年などはありません。それどころか年中無休です。定年退職した夫は、一日中家にいて好きなことをしているだけ。夫が家にいると、なんだか忙しくなりイライラして、喧嘩ばっかり」。団塊世代の大量定年が始まる。何となく、妻に「あまされる」夫が続出、考えたくはないが、悪い予感も漂うなあ。   


40 ◎ 商売のヒント ・・・・ おばあちゃんは山ほどいる 「2006・8・20」

  イトーヨーカドー中国・塙社長の話。「遠くの美人より隣のおばあちゃん」。遠くから月1回、店に来て沢山買い物をしてくれる美人お客さんは大事だ。しかし、それよりもっと大事にしなければならないお客は、年金で暮らす中、毎日500円を持って来てくれるおばあちゃんです。冗談で、「美人は少ないが、おばあちゃんは山ほどいる」、高齢者を大事にした商売方針は大事なこと、と言われました。この話、これからの主流になりそうな感じを受けました。
         

39 ◎ 早期解決期待 ・・・・ 国境ライン 「2006・8・20」

  根室の漁船拿捕事件、亡くなった青年に罪はなく、お気の毒としか言いようがない。原因の遠因に、ロシアでは寿司バーが増え、生のカニを食べるようになったことも、と報じられている。世界市場でのカニの奪い合いと高値、という現状も影響しているのでしょうか。中国も、生の魚を食べる料理が増えているという。食文化の誘導変化もあるが、将来の食糧不足に備えての変化にも写る。漁場と国境ラインは政治問題として切り離されない難問。早く改善される手を打つ、このことを国に期待したい。


38 ◎ 違算・品減り ・・・・ 自己責任で弁償 「2006・8・19」

  イトーヨーカドー中国・塙社長の話。「レジ担当社員は採用後1〜2週間程度の教育を行います。正式に入社が決まったら、名前入りのアタッシュケースを1個渡します。パート・アルバイトの場合はその中に釣り銭が7,500円、正社員の場合は15,000千円入っています。レジ係りを辞めない限りそのアタッシュケースを持ち続けます。つまり、釣り銭を引いた金額が売上金になります。違算が出た場合、日本は始末書ですみますが、ここでは罰金です」。この話は合理的な感じをしますね。自分で起こした違算は、自分で弁償する。違算率ゼロの発想。品減りにも罰金を適用ということで、万引きを少なく留めることに社員も懸命になるわけだなあ。   

37 ◎ 健康増進のために「行って来ま〜す」 ・・・・ 居酒屋 「2006・8・19」

  流行を取り入れた商売、よく考えつくもんだと思います。札幌ススキノにある居酒屋もそうです。流行の「足湯温泉」を取り入れた「足湯居酒屋」には驚いた。足の血のめぐりを良くして「健康増進」ということなのでしょう。そのうち、飲みながら汗とアルコール分をジャンジャン出し、たらふく飲める「岩盤浴居酒屋」が出来るのでは?。


36 ◎ 挑戦 ・・・・ 温から冷 「2006・8・18」

  イトーヨーカドー中国・塙社長の話。「北京の人は体に悪いからビールは生あたたかくていいと考えています。冷たいビールを持ってこいと言っても、体に悪いからこれでいいのだと。中国人には「我々は絶対に冷たいものは飲みませんよ」という神話があった。冬の寒い時にカキ氷を売りました。真冬で一番売れた時には1700杯も出ました。アイスクリームも4000個売り上げました。中国人が言っているのだからすべて正しいと思ってはいけない」。このコンビニは、今では冷たいビールが売り上げの80%を占めるまでになっているという。           

35 ◎ 勇気ある育児休暇 ・・・・ 当たり前の時代になる 「2006・8・18」

  小泉内閣メールマガジン7月20号に、国土交通省河川局砂防管理室長の「親父のための育児休業」が載った。3人目誕生の時、育児休暇を1年とり子育て。職場復帰後も家族のために奮闘している様子がわかります。国の官僚キャリアと言えば、能力もさることながら忙しさもハンパでない。よく決断したと思う。函館開発建設部職員の育児休暇も先日新聞で報じられていた。男性が育児に協力しなければ、子どもを産んでくれない時代到来を感じます。今は試行的感じを受けますが、そう遠くない将来「当たり前」のことになると思う。

  小泉内閣メールマガジン

34 ◎ 生野菜 ・・・・ 無農薬 「2006・8・17」

  北京での料理に生野菜は出てこない。油で炒めたり煮込んだり、火を通したものばかり。ビールもウーロン茶も冷やして飲む習慣がない。隣の国なのに、こんなに生活食文化の違いがあることに驚きます。イトーヨーカドー中国・塙社長の話では、徐々に生野菜を食べる人が増えているという。野菜も、無農薬・有機野菜(放心菜)などの生産者が、顔写真入りで表示販売が増えてきたという。安心・安全野菜の生産取り組み、中国では確実に前進している印象を受ける。 

33 ◎ ハアン ハアン 抜きの条件 ・・・・ 紅白歌合戦 「2006・8・17」

  森進一と青江三奈は、同じ頃「ため息路線」として世(夜)に出た。かすれ声、これなら俺の声も通用すると私たちは自信を持った。映画も、夜を演出するようなクラウディア・カルデナーレ主演の「鞄を持った女」が公開され、テナーサックスが奏でる甘く切ない音楽が、二人の曲を後押ししたように感じる。新井恵美子・著書の「女たちの歌」には次のように書かれている。「゛恍惚のブルース゛21歳の青江三奈が見事に歌い上げた。大ヒットとなりその年の紅白歌合戦には出場も果たしたが、レコード大賞・新人賞はのがしてしまう。その理由が、゛新人らしくない゛というものだった。青江三奈はすでに大人の風格だった」。銀座や横浜のクラブやキヤバレーで歌い、夜のムードを知り尽くしていたからこそのヒット曲ですね。


32 ◎ 身を守る ・・・・ 門と塀 「2006・8・16」

  北京郊外の人口2700人の韓村河の街。農村に高級住宅街出現です。農家の人は街が一致団結して建設業に変身。その利益で住宅団地を造成分譲の多角経営。中国政府も認める優良村。チエを出す地域とそうでない地域の格差は大きく感じます。全ての家が、門と塀に囲まれた造りは圧巻、門には縁起物の「福」が描かれています。門と塀、自分の身は自分で防御ということなんでしょう。 

31 ◎ 苦労に対するご褒美 ・・・・ おもいで酒 「2006・8・16」

  プロ歌手の「下積み時代」という言葉をよく聞く。北島三郎の、「夜の裏町 トボトボとー 俺は流しのギター弾き ・・・ 」のように、流しの時代の苦労話は山ほどある。小林幸子も大変な苦労の連続を乗り越えている。新井恵美子著書の「女たちの歌」から拾い読み。゛おもいで酒゛という歌が聞こえてくるようになったのはウォークマンが世に出た頃のことだった。歌っているのは小林幸子。聞いたことのあるような、ないような歌手の名だったが、゛おもいで酒゛は抜群にうまかった。聞けば16年間も下積みの苦労をしてきた歌手であるという。゛こんなにうまい人が浮かばれずにいたのか゛とまずそのことに驚いた。歌手にとってヒット曲に恵まれないことは死よりも辛いことだった。1年や2年なら誰でも通る道だろう。16年もよくも耐えたものだ。そんな気持ちで聞く゛おもいで酒゛は一層、胸に迫るのだった」。あの著名な古賀政男先生に「第二のひばり」と言われたが、ひばりを二人必要とはしなかった。それにしても、32曲目が200万枚の大ヒットは苦労の賜物ですね。


30 ◎ 公衆電話 ・・・・ 簡易 「2006・8・15」

  北京市民の携帯電話、繁華街を歩くと「持ってる君」多いですね。しかし、所得の格差があるので中国全土への爆発的な広がりはどうかなあ、と感じます。そんな中、北京街頭の公衆電話が大活躍しています。日本のようにボックス式ではなく、簡単な屋根が付いているだけのものなんです。生活文化の違いを感じます。

29 ◎ 別れの小道具 ・・・・ 公衆電話 「2006・8・15」

  わが家の居間に「赤い公衆電話」がある。昭和63年に東京のデパートで買った。たしか5千円?。この電話は、お恵ちゃんの「お別れ公衆電話」を思い出させてくれる。新井恵美子著書「女たちの歌」には、次のように書かれている。「松山恵子の゛お別れ公衆電話゛は女の歴史をほんの少し変えた。別れを告げるために女は公衆電話に駈けて行った。捨てられる女は今度は積極的に自分の意志を告げている。もうただ泣いている女ではない。小銭を握りしめて赤電に向かった彼女、しっかりと別れを告げると駅から旅に出て行く。もう後は見ない」。携帯電話の時代到来で、公衆電話は大減少している。私が赤い公衆電話を手に入れた昭和63年、渋谷駅前の公衆電話に長い長い行列が ・・・ 忘れられないなあ。


28◎ おでん ・・・・ バカ売れ 「2006・8・14」

  北京に進出しているセブンイレブンの店は現在35店。2008年の北京オリンピックまでに350店まで増やす計画だという。中国にはなかった「おでん」が人気商品だという。ファーストフード1店当たり売り上げナンバーワンがおでんで700個。2位は中華まんじゅう250個、3位は弁当で150個。北京のおでんファンは、おでんのスープが大好きだという。たっぷりスープを入れるのが北京では常識なんですよ。ちなみに、売れ筋順位は、タマゴ、しらたき、コンブ、大根、揚げだし豆腐 ・・・・ 。

27 ◎ 安保条約 ・・・・ 西田佐知子 「2006・8・14」

  9月に行われる自民党総裁選、毎日のように新聞を賑わしている。安倍普三の一人旅の様相。祖父は岸信介首相。戦犯をのがれ、新安保条約の調印を果たし、歴史に大きな功績を遺した。この昭和36年に西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」がヒットした。新井恵美子著書「女たちの歌」の一節。「安保闘争に敗れた時、誰からともなく゛このまま死んでしまいたい゛と歌い始めたのだ。あれほど盛り上がったのに結局、大きな歴史の流れに逆らうことはできなかった。挫折感が若者たちの心をいっぱいにした時、「アカシアの雨がやむとき」は胸にしみた。西田佐知子の少しかすれた声はこの時の絶望感とあまりにもマッチしすぎていたのだ」。私がまだ中学の時のことだが、「安保」も「歌」もハッキリ覚えている。時代とマッチしてのヒットは気づかなかったが、甘くせつないかすれ声は中学生の間でも流行った。


26 ◎ 自転車大きく減少 ・・・・ マイッタ 「2006・8・13」

  私が22年前に北京に行った時は、自転車が溢れ返っていた。自動車は、古めかしく、肩身の狭い思いをしながら走っていたように写った。その自転車、超少なくなっていました。北京オリンピック開催の頃は、まだまだ減っていることでしょう。自転車修理を路上でする店のおじさんも、開店休業の状態にガックリ?。まもなく消え去る商売なのかも知れない。

25 ◎ まばら ・・・・ 大門 「2006・8・13」

  久しぶりに函館駅前から松風町まで歩いてみた。午後8時。ほとんどがの店のシャッターは下り、すれ違う人も指で折るほど。寂しいというより、どうしてこうなったのだろう。タクシーの運転士さんの話では、午後9時を過ぎると、更に閑散となるらしい。全国ではシャッター街が増えているというが、函館駅前も油断されないと感じてしまう。私の頭からは、高校通学時代の人ひと人で溢れかえっていた活気ある大門が、離れそうもない。


24 ◎ ゼロ ・・・・ 万引き 「2006・8・12」

  北京市内に在る大型ショッピングセンターで戸惑った。日本だったら、レジで会計が終わると店を出ることができます。ここではそうはトンヤが下ろさないんです。空港の身体検査装置のようなところを通らなければならない。そこを通った時、未払いの品物があればブザーが鳴る仕組みだという。私も買い物ゼロで通ってみたが、あまり気分のよいことではないですね。でも、万引き防止に効果バツグンですね。

23 ◎ 自家製生活 ・・・・ 至福 「2006・8・12」

  「とことんおいしい自家製生活」という本が発売された。著者の永井良史さんはIT起業に努めるサラリーマン。大阪転勤草々阪神淡路大震災に遭遇。災害時の自己調達情報収集がこの出版につながったという。自家製のものは、「今まで食べていたのは何だったの?」というほどに、風味も舌ざわりも違うという。せちがらい世の中、試して至福の世界をつくりましょうか。

22 ◎ 「もったいない」にピッタリ ・・・・ 量り売り 「2006・8・11」

  北京の繁華街・王府井(ワンフーチン)、デパートの食品売り場です。昔を思い出させてくれます。お菓子・アメ・チョコレート ・・・ 北京では500グラム表示の量り売りが一般的です。わが家の近くの商店も昔はこうだった。お菓子別にガラスの入れ物に入っていて、必要な分だけ白い紙袋に入れると、量って代金を計算した。今は、必要の有無に関係なく、袋単位で販売が主流。必要以外に買い求めるのは「もったいない」、と考えれば、量り売りの復活が私たちの身の回りでも起こるのかも知れないなあ。

21 ◎ はるみ節 ・・・・ 親子で努力 「2006・8・11」

  親子で努力、大成。レスリングのアニマル浜口親子、ゴルフの横峯親子、プロボクシングの亀田親子、・・・ すごいエネルギーを感じます。昭和39年デビューの都はるみさんもそうです。新井恵美子著書「女たちの歌」にデビュー当時の様子が書かれています。「はるみの母親は自身が歌手志望だった。母は子供の一人に自分の夢をかなえてほしいと願っていた。「はるみしかいない」そう思った母は幼いはるみを日本一の歌手にさせるために日本舞踊やバレエ、歌のレッスンと金銭を惜しまず習わせた。はるみは自分の意思とは別のところで歌謡曲と出会い、その名手として台頭していく。はるみが母の希望をかなえるために、うなってみせた。もう1回、もう1回と母は遊びたい盛りのはるみをつかまえてはうならせた。「うまくうなったら10円やる、と母は言った。母の執念ではるみ節は生まれた」。スターになるには、天性に加え、死にもぐるいの努力もいるんですね。


20 ◎ 生活慣習の違い ・・・・ のんびり 「2006・8・10」

  北京市内では、路上で座り込んでチェスをしたり、賭け事のような遊びをしている光景を見かける。それも真昼間。暮らしに余裕があってのことかと思うが、ガイドさんの話ではそうでもなさそう。のんびりした光景、日本では考えつかない。日本人だったら、若いうちから老後を心配した生活を心がける。北京のガイドさんの説明によれば、「若いときは二度とない。その時その時を楽しみながら生きる。働いて貯めることは二の次」ということであった。「生きる」ことは、自分の好きなようにするのが一番ということなんでしょう。貧富の格差も影響しているのかなあ。でも、引き込まれそうな習慣に思えますね。


19 ◎ 流行 ・・・・ 変化 「2006・8・10」

  老眼鏡・貯金箱・・・何でも100円・その品数は数えきれない。わが家でもお世話になっている100円ショップ。流行の商売も、終着駅が近い感じがします。100円ショップ大手が東京に、525円と315円の二通りだけの値段で3000種を品揃えした店をオープンしたという。新店舗はの名称は「生活雑貨ショップ」。聞きなれた言葉ですね。店の実績を見ながら全国の800店ある自社の100円ショップに高額商品を並べるという。生鮮食品、惣菜などに商品の幅を広げて客離れ防止に頑張ってきたが、来店者が減少一途。消費者を長くつなぎ止めることは大変なんですね。商売には「老舗」という言葉がある。100円ショップの「老舗」を目指す「志」の店を期待したい。 


18 ◎ 買い物 ・・・・ 文化の違い感じる 「2006・8・9」

  中国の買い物は戸惑う。時間のない時は大変ですよ。まず買い物した場所で、品名と請求金額を記入したものを受け取る。それを持って支払い場所(収款台)に。この場所を探すのもひと苦労する。次に、支払いした領収書を持参し、買い物をした所へ行くと品物を渡してくれる。私の入店した店では、「ありがとう」という言葉は聞かれなかった。日本は顧客を大切にという慣習だが、北京は、売ってやります精神の感じを受ける。ガイドさんは、、北京は広い中国大陸の首都という自負も一因、と話していたが ・・・ 北京オリンピックまでに変化するのだろうか。

17 ◎ 潰さない ・・・・ 赤子のごとく育てる 「2006・8・9」

  かんてん製造の第一人者・井上修・伊那食品工業(株)社長さんの、社員380人(うち新入社員44人)を前にしての新入社員歓迎会訓示。「今日迎えた新入生は皆なにか光るものを持っている子たちです。ただ今は何もできません。役に立たないと思います。家族に新たに子どもが生まれたと考えて下さい。赤子は泣くだけで何にもできない。昼も夜も泣いているだけ。ただ皆さんはそんな赤子も、泣いているだけで役に立たないとはいわないでしょう。皆でかわいい、かわいい、よく生まれてきたと喜ぶはずです。そんな赤子の人格を認める心を持って新入生を迎えてほしいのです。彼らの人格を認めてほしいのです。これから皆さんに預けますが潰す為に預けるのではありません。育ててもらう為に預けるのです。お願いします」。


16 ◎ 英語 ・・・・ 幼稚園から教育 「2006・8・8」

  中国大陸は広い、教育も全国一律とはいかないのかも知れない。日本は、南の沖縄から北の稚内まで、離島でも過疎地でも同一教育を受けられる。北京の教育姿勢を聞いてビックリした。中国語のほか英語を幼稚園から教えているという。格差があるので全部ではないのだろうが。北京市のホテルは勿論のこと、市内を歩いて感じたことは、中国人に英語は通じるが日本語は通じないことです。22年前北京に行った時、おとしよりから日本語で話しかけられたことがある。その頃は日本語を話せる人が多く感じた。私は、中学と高校で6年間英語の授業を受けたが、話すことはできない。英文法など難しく教えられると身につかないのは、私ばかりではない。将来を見据えた日本の「語学」、見直す必要を感じます。


15 ◎ 絶滅から脱出 ・・・・ ブッポウソウ 「2006・8・8」

  NHKテレビで、ブッポウソウの保護に取り組む、岡山県吉備中央町の様子が流れた。小さい頃は、わが家の周りでも生息していた。この頃は、鳴き声を聞いてない。減少した原因は、電気や電話の柱が、木製からコンクリートになったこと。キツツキの開けた穴に巣作りをしてたという。それに農薬の影響で、エサの虫が減ったのかも知れない。この町では、巣箱を電信電話柱に取り付け、農家の人は農薬を控え目にしたり、・・・ 努力の結果が効を奏しているという。環境省が絶滅危惧鳥に指定し保護活動を呼びかけていることが、確実に全国に広がっている。我が家の周りにも美声、早く取り戻したい。
... ブッポウソウブッポウソウブッポウソウ保護活動のご紹介 ... が絶滅危惧種に指定する ブッポウソウ と、 その保護活動 について ...

14 ◎ 強味 ・・・・ 採用・解雇の自由 「2006・8・7」

 大連市から高速道路で約1時間の所に松井味噌有限公司の会社がある。人口約7万人の村。中国に進出して14年の食品企業。社長は46歳の日本人、奥さまは中国人。中国でビジネスを成功させた日本人から、その秘訣を研修させていただいた。建築費は日本の5分の1。それにも増しての魅力は人件費だという。半年雇用契約方式で月1万円が相場。若い従業員1000人必要であれば1ケ月で集まるという。また、失敗した時は、「すいません」ですぐ解雇が可能。この労働採用解雇の自由が、経営者として強味であり魅力だという。また、こだわりに手間ヒマかけるのもいとわないという。これも賃金の安さがなせることだという。ここより更に奥地の農村からの出稼ぎが主。安い労働力の中国は「手ごわい」の一語です。

13 ◎ ありがたい ・・・・ 寺のサービス 「2006・8・7」

  お盆がやってきました。墓参りをして、これからの一年間の無事故無病災で安全を、隔世の先祖にお願いです。13日の墓参りが過ぎると、我が家の禅宗では「棚経」に住職が回ってくる。14〜16日が期間なのですが、いつ来るかわからないので、この3日間は在宅です。ところが今年は、うれしいサービスの連絡がきました。伺う日を連絡してきました。更に、いつ伺うかを2時間きざみの「朝」「午前」「昼」「午後」夕方」「夜」に分けて指定してあります。簡単なことのようですが、寺のしきたりを変更することはエネルギーを費やしたと思う。うれしい改善に拍手です。


12 ◎ まもなく大繁盛 ・・・・ 男の料理教室 「2006・8・6」

  先日、北京の新婚さんのご飯仕度、旦那さんが担当する話を載せましたが、私たちにも現実問題として迫ってきている。テレビで、お年寄り夫婦の妻が介護施設に入所したことが放映された。一人になった夫は、料理づくりに四苦八苦。お金の関係で妻も退所を余儀なくされた。自分の分だけなら何とか作れるが、妻の分もとなれば ・・・ この気持ちわかるなあ。北京の話は笑い事ではすまされない。若いうちから男性も、料理を覚えておく必要があるなあ。私は、「納豆」「のり」「豆腐」「かまぼこ」「ウインナー」「目玉焼き」 ・・・ 調理の必要ないものが大好きなので安心?だ。


11 ◎ 相づちもダメッ ・・・・ 悪口 「2006・8・6」

  かんてん製造の第一人者・井上修・伊那食品工業(株)社長さんの新社員への訓示。わが社には「いい会社をつくりましょう」という理念がある。この理念の前にいかなる社員も私利私欲を封印しなくてはならない。公私混同より、お願いしたい私利私欲は悪口。人の悪口を言わないと誓ってほしい。自分から進んで言うことはないだろうと思うが、誰かが他人の悪口を言ってきた時に、相づちを打つのも悪口を言ったことになると考えよう。悪口は自分を棚に上げて人をおとしめようとする醜い私利私欲だ。悪口を言わないと心に誓って守ってほしい。

10 ◎ あいさつ ・・・・ お客様第一主義 「2006・8・5」

  イトーヨーカドー中国・塙社長の話。日本は「お客様第一主義」ですが、中国人には、なかなか理解してもらえない。社員採用の日は、一日中「挨拶」を叩き込みます。挨拶ができない人は、採用取り消しです。毎日の開店時間、5分間はお客様を「いらっしゃいませ」という挨拶でお迎えします。これが好感を与え、除々に「お客様第一主義」が浸透しつつあります。中国は親方日の丸的な「国が倒産しない限り国営企業は倒産しない」、と思っていることがビジネスの失敗の出発点、ということを説いているという。塙社長の言うように、イトーヨーカドーは、どの売り場に行っても、「いらっしゃいませ」「おはようございます」 ・・・ 元気な声をかけられます。お客様が来て初めて商売が出来る。私も開店時のお迎え挨拶を経験させてもらいましたが、「簡単なようで難しい」ですね。さわやかな挨拶が、「またきたい」という雰囲気にさせるようです。    

9 ◎ 老舗の商店ガンバレ ・・・・ 社会貢献 「2006・8・5」

  小さな商店の「御用聞き」が高齢者に喜ばれている地域があちこちに在る。単に商品の注文を聞き届けるというだけではなく、世間話をしながら安否確認も行うという社会貢献型が好評のよう。しかし、全国的には広がりを見せないですね。こうしている間に、コンビニがアッという間に全国展開。店に高齢者向けの「白髪染め」などの商品を置き、内部はバリアフリーに改造。更に、御用聞き役には50代の店員を配置。コンビニの対応取り組みの素早さに驚きます。老舗の小さな商店の生き残りを含めての、真心こもる「御用聞き」の復活、掛け声だけで終わらないでほしいなあ。


8 ◎ 法律に頼りすぎの日本 ・・・・ 中国の強みは柔軟対応 「2006・8・4」

  埼玉県ふじみ市の市営プールで起こった小学生死亡事故、人災事故でお気の毒です。亡くなった女子のご冥福をお祈りいたします。先日北京でイトーヨーカドー専務の話を伺った。「日本は法律で何でも判断する。しかし中国は、法律の整備がまだ不十分なため、市そのものの判断で決めることのできるものが沢山ある。このため、改善すべきことはスピード判断・解決が可能となっている。このスピードある判断、これができることが、中国の強みとなっている」。このような話をされた。今回の事故に関連して、昨年文部科学省がプールの流入溝について出した安全管理指導通知が、教育委員会から市民プール側に伝わっていなかったとも報じられている。そんなことは二の次だ。法律にあればやる、なければやらない、という現場主義を忘れた考えが、事故の一因になっているような気がする。法律の前に現場あり、忘れてはならない。


7 ◎ 法律は100点ではない ・・・・ 年金未払い 「2006・8・4」

  年金の掛け金を支払ったハズなのに、未払い。テレビで報じられている。人ごとと思っていたら、わが家でもそうなんです。昭和の時代、妻の掛け金が2年間だけ未払いだと言われた。昭和58年と言えば、年金事務が手処理から機械化に変わった頃だそう。わが家に年金未納の督促状が送られてきた記憶はないし、私が役場に勤めていた頃なので、未納となることは考えられない。しかし、証明する証拠の領収書は持っていない。残念。このことも含めての函館社会保険事務所の対応は親切です。昼休みでもイヤな顔せず応対、感じがいいなあ。ただ、このことで困っている人も多い。法律に、権限者の「志」で国民に対応できるという、柔軟条文があればいいと思うなあ。


6 ◎ 昔を思い出す ・・・・ 農家訪問 「2006・8・3」

  瓦房店市郊外の長屋風農家住宅を訪問。玄関前で10頭ほどのブタを飼っていた。そのし尿を集め、野菜の肥料にしていた。わが家でも、私が小さい頃は畑の肥料に人糞を使っていたのを覚えている。天秤棒に肥え桶を下げて運ぶ母の姿は、今でもハッキリ思い出せる。中国に足を踏み入れると、昔を思い出させてくれるなあ。


5 ◎ 定年後のために ・・・・ 知識の貯金 「2006・8・3」

  江戸時代の儒者・佐藤一斎「言志四録(げんししろく)」の一節。若いときに勉強すれば有為な人材になれる。壮年になっても勉強を続ければ老いてからも衰えることはない。そして、年をとってからも学び続ければ死んでも腐らない。これを引用して上智大学の渡部昇一教授は50代にアドバイス。50代の人が何をなすべきかといえば、老いて衰えることのないように備えることが第一だ。50代までは自分の所属する組織の名前や肩書きで生きられる。しかし、定年になり組織を離れるとそうはいかない。だからこそ、50代に努力することが必要です。教授のアドバイス「老いても衰えず、死しても朽らず」に、挑戦してみましょうか、自分のために。


4 ◎ 三把刀 ・・・・ 生きるいくためには手職が一番 「2006・8・2」

  中国の言葉に「三把刀(サンパタオ)」というのがあります。床屋さんのハサミ、料理の包丁、服を仕立てるハサミ、この三つの刃を指すという。北京に行って思うことは、自己責任で生きるという姿勢です。このサンパタオの意図するところは、環境の厳しい所で生きていくために手職を持つ、このことが大切であるということなのでしょう。

3 ◎ 大暴れの熊もいれば ・・・・ やさしいクマもいる 「2006・8・2」

  「暑い」という日がないうちに8月、残暑の候ですよ。8日は暦の上で「立秋」。月日の経つ、というより年を取る速さに驚きます。匠の森に、先月の22日・熊が出没し捕獲はまだ。見た人によれば体長1.5mほどだという。先日・秋田県大館市でも、山菜採りの59歳男性が体長1.4mの熊と遭遇。突進してきたため、顔面に右パンチを放つと、そそくさと退散したという。熊と人間の共生は大事なこと。ゴミを捨てたりして、クマを里に近づけないようにしてあげましょう。実りの秋になれば、遠ざかるでしょう。


 ◎ 電力不足? ・・・・ 外灯のない暮らし 「2006・8・1」

  大連市から高速道路を利用して約1時間チョットの所に、日本人が経営する「松井味噌有限公司」の会社がある。人口7万人・瓦房店市。その中の砲台鎮小開発地区は人口1万人が住んでいるという。味噌工場研修は夜までかかった。帰途についてビックリしたのは、外灯がないことです。街の道は真っ暗。でも、住民は明かりのある家の前に集まり賑やか。わが市では、外灯が消えただけでもお叱りを受けることがあると思う。外灯が無くて当たり前、このことを苦にしている様子は伺えないのは、大連の発電は石炭、電気のエネルギーを大切にする姿勢が伝わっているのかも知れない。それにしても、私たちは恵まれ過ぎていることを実感した。       

1 ◎ 人生 ・・・・ 生涯現役 「2006・8・1」

  「会社で一旗あげてやろう」とか、「絶対、社長になってやる」とか、若いころは意気盛んだったはずだ。ところが、いつの間にか、会社で独立心を出すとろくなことがないと気づいて、会社に持ち帰って上司の判断をあおぐほうが楽だし、そのほうが出世するのも早いに違いないと思うようになってしまった。これは評論家・日下公人さんの団塊世代への忠告。定年後も人生はまだまだ続く、「経験と知恵は50代のまま」「気持ちだけ20代の独立旺盛な若者に戻れ」というもの。「目覚めよ 50代の男たち」に挑戦してみましょうか。


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