TOP   小さな発想で  蕎麦酔夢「吉田村」  写真で語る ブログ   リンク集

No.87  2006.8

62 ◎ 他を見てわかるっ ・・・・ 下水道のありがたみ 「2006・7・31」

  瓦房店市郊外農家の玄関前にトイレがあった。高さ1メートルほとの囲いだけ。屋根はビニールを簡単にかけてあるだけ。この農家には若い娘さんが3人いた。下水道完備の生活をしているものからすれば、人ごとながら不安を感じたが、ここで生活している人にとっては苦にならないことなのかも知れない。生活習慣の違いを感じるなあ。


61 ◎ 明日死ぬ若者 ・・・・ 勲章の傷 「2006・7・31」

  東京都知事・石原慎太郎の「若者がこの国を愛するために」の一節。鳥潟トメさんは、特攻隊の基地のあった鹿児島県・知覧で群の指定食堂を切り盛りして、家族と離れて出撃を待つ若者たちに母親のように慕われた人だった。トメさんは大切な着物をコメや魚に代え出撃前の隊員たちにご馳走し、深夜の飲食は違反だと憲兵になぐられながらも「明日死ぬ人たちじゃないか。私はどうなってもいい」と言ってやめなかった。平成4年に亡くなったが、そのときまで顔に残った傷を「私の勲章よ」と言って笑っていたような人だった。石原都知事は、苛酷な状況を生き抜いた日本人の姿を残しておきたいとの思いから、自らが総指揮とシナリオを担当した映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」(来年夏公開予定)を進めているという。
       
60 ◎ 顧客第一? ・・・・ 販売優位 「2006・7・30」

  北京市内の一般食堂や国の関与する食堂に入ると、日本との対応の違いにビックリする。どっちがお客かわからない感覚になるが、文化の違いなんでしょうね。横浜・中華街の萬珍樓郎・店主は、「以前は、お客様は、うまい、安い、サービスの順で求めていました。味は、どの店も全般的に上がってきた。うまいのは当たり前になってきている。でも、サービスは上がってきていないんです。これからは、サービスをきちんとできる店だけが生き残っていけるのです」「昔は、奥(調理人)がしっかりしていれば、表(給仕人)はアルバイトでもよかった。しかし、今は違います」。まもなく北京でオリンピックが開催される。こういう改善は急変することでしょう。


59 ◎ 現代史 ・・・・ 戦争 「2006・7・30」

  東京都知事・石原慎太郎の「若者がこの国を愛するために」の一節。太平洋戦争時にゼロ戦乗りの「撃墜王」として名を馳せた坂井三郎さんから聞いた象徴的な話がある。氏はある朝、中央線下りの電車の中で、二人組の学生の会話を耳にしたそうな。坂井さんの目の前で二人が、「おい、お前知ってるか。50年前に日本とアメリカは戦争したんだってよ」「えーっ、嘘っ」「バカ、本当だよ」「マジかよ。で、どっちが勝ったの?」と。坂井さんはそれを聞いてショックを受け、次の駅で降りて心を落ち着かせるためにタバコを2本吸ったそうな。自分が命がけで戦った戦争を、もはや知らぬ若者がいる。私自身も戦後生まれで戦争の体験はない。戦時中や戦後まもなくの苦しみもよくわからない。義務教育の歴史は古代から始まるので、現代史を教える時間は少ない。中国や韓国はみっちり教えている。偏見論は横に置き、日本は現代史についての教育の課題を感じるなあ。


58 ◎ 健康にもよし ・・・・ 蚊もマイッタ 「2006・7・29」

  北京市内在住の大学教授退職者の家庭に、寝室に固定した虫除けの防虫網があった。これがあると快適だという。私の子どもの頃は、わが家の寝室でも四つ角に控えをとるカヤを下げていたなあ。それでも蚊が入りこみ、蚊取り線香を煙らしていたことを覚えている。寝ている時、蚊がブーンブーンと顔の上を飛ぶと朝まで眠れないこともあった。夏は30度を越す暑さの北京では、昔ながらの防虫網は重宝のようです。

57 ◎ 甘い幸せ お届けします ・・・・ きのとや 「2006・7・29」

  日本人は、一人当たり45日に1回ケーキを食べるのだそうです。札幌市内に在る「きのとや」さんのケーキ工場を見学させていただいた。「手作り」で大量生産。働いている人の話しでは、「手作り」の必要性や意味のない部分は機械を使うが、基本的には「手作り」だという。このこだわりが人気の秘密なんでしょう。「きのとや」さんは、「一年分の幸せ お届けします」という記念日や誕生日のデコレーションケーキ宅配も人気を得ている。デパートの食品売り場を回ると、ケーキ業界の競争の厳しさを垣間見ることができる。常に「競争」と闘う姿勢がなければ務まらない。「きのとや」さんの社員には、旧大野町の森づくりに協力いただいています。

56 ◎ 入れ歯掃除 ・・・・ 思いもつかない職業 「2006・7・28」

  大連市内の路上朝市場で、「入れ歯掃除」の店が開業していた。初めて見る職業でビックリした。コップに歯ブラシが立ち、薬品のビンが数本並べてある。耳かきのような簡単な作業道具も置かれていた。最新式の超音波洗浄器を導入すればお客は増えそう。入れ歯イコール歯医者の日本では思いもつかない職業だなあ。


55 ◎ 貧乏者の一等賞 ・・・・ 人を恨まず 他と比較せず 「2006・7・28」

  96歳のおばあちゃんの人生をつづった「貧乏と辛抱」。9歳で子守に出され、3年で学校はおしまい。家のため製糸工場へ。働かない畳職人の亭主。どんな境遇にも希望を失わず生きた。「おらは人と比べないもの。おらは欲濃くしないもの。うらやましがったり、うらんだりして心荒らしていられないもの。昔の人たち、教えてくれたよ。雪と欲ぁ、積もるほど「道」忘れる」。「おらは生まれたまんま。96になっても生まれたまま。学校にいかなかったから話しをするったって、真っ直ぐに正直に語るの、嘘の語りようも知らないもの」。私たちも「謙虚」に生きなければ、と教えられる本です。

54 ◎ 歩道に屋台 ・・・・ 取り締まりなし? 「2006・7・27」

  歩道が駐車場になるのと同じく、屋台も平気で歩道に開店。この向かいには固定式の店が歩道に建っている。テーブルと椅子を沢山置き本格的屋台。屋根の囲いがビニールシートで簡易。閉店時間になれば取り払うのでしょう。共産主義は、個人の自由もまかりとおる自己判断・自己責任の世界のように感じてしまう。日本のように、法律で細かなことまで規制されている生活では考え付かないことが多い。          

53 ◎ 小成功者病 ・・・・ 気がついたとき遅し 「2006・7・27」

  上甲晃さんの、芸人の世界の言葉「小成功者病」。芸人が少し売れ出すと、まず「態度が大きくなる」。具体的に言うと、「サングラスをつけるようになる」「ハデな背広を着る」「ポケットに手を突っ込む」「ハイヤーで迎えに来いというようになる」「列車はグリーン席を要求」「夜の街で高級な酒を飲み始める」  ・・・・ 次に「本業に身が入らなくなり」 ・・・・ 成功者になれずダメになる。これは、政治や経営者の世界にも通じるなあ。

52 ◎ 駐車場の感覚 ・・・・ お互い様だい 「2006・7・26」

  大連市一番の繁華街の近く、夕方の路上。歩道が広々している。しかし、歩道の役目を果たしていないんです。歩行者は車道を歩いているが不満はなさそう。歩道に車を駐車することが当たり前、そしてお互い様の世界のようです。日本の民間委託による違法駐車取締りの現状からすれば、のんびりですね。子供の時からの交通ルール教育、この大切さを感じます。 

51 ◎ 顧客の立場で ・・・・ チエを出す 「2006・7・26」

  ケーキの「きのとや」さん、会社の方針10。「困らなければチエがでない」「一人の知識より、10人のチエ」「改革に金をかけるな」「革新は無限である」 ・・・ などなど。根底にあるのは、お客さんの立場になってということ。例えば、一つの直営店への出荷は、一度に一日分はご法度。作り立てのものを、売れ筋販売時間にあわせて出荷する。当然配達は一日4〜5回。美味しさは勿論のこと、顧客対応もしっかりしていることが、人気につながっているんですね。すべての仕事に通じることを、働く人が一致してやることを教えられました。働く人のあいさつの素晴らしさが、全てを証明しています。

50 ◎ カカア天下の家庭でも ・・・・ 掃除・洗濯・食事づくりは女性の日本 「2006・7・25」

  北京市の一般家庭を訪問して感じた「一人っ子政策」。娘さん夫婦と娘さんの親夫婦の4人家庭。私たち6人を、お母さんと娘さんが温かく迎え、手料理をふるまってくれた。テーブルあふれんばかりの品数に酔った。この美味しい手料理、作るのはお母さん。聞けば新婚の娘さん夫婦は共働き。郊外の遠くに自宅があり、週末印゛位は親と同居。自宅に戻った時の食事担当は旦那さん、掃除も旦那さんだという。研修案内の男性通訳さんも結婚ホヤホヤ、やはり食事づくりも買い物も自分がするという。一人っ子政策の影響で女性がとても大事にされているという。日本の若者も何となくそんな感じがしないでもない。「男食男掃」の時代到来の予感がするなあ。

49 ◎ 灼熱事故 ・・・・ 脳がないための悲劇 「2006・7・25」

  死んでる、今年もいっぱい犠牲になりそう。山道の舗装道路を歩くと、ミミズとカタツムリが死んでます。太陽がまだ昇らない朝、道路を渡ろうと出発したのでしょうが、途中で太陽が顔を出し灼熱の路盤となり犠牲に。山の動植物は太陽が生きるすべだが、その陰でこういうかわいそうな現実もある。人間社会にもこれと似たことがありそうですね。

48 ◎ ハエ ・・・・ ブタ 「2006・7・24」

  大連市外の農家住宅。玄関の右にブタ小屋があり、10頭ほどがブウブウ騒いでいた。わが家も小さい頃には、住宅のそばに広い遊び場付きの鳥小屋と馬小屋があり、どんよりした暑い日のいやな臭いは忘れられない。近くには馬小屋と居間が同居の家もあった。訪ねた農家の家の中、ハエがあまり飛んでいない?。ブタちゃんにハエいっぱいへばりついているところをみると、ブタちゃん効用なのでしょう。

47 ◎ 洗濯物が落ちる ・・・・ 犯人? 「2006・7・24」

  風が強いわけでもないのに洗濯物が落ちている。そして、針金のハンガーが行方不明。何日も続き ・・・・ 犯人は???、という投書記事が新聞に載った。答えののわかった人もいることでしょう。犯人は「カラス」さんだったのです。巣作りの材料に針金。カラス様は頭がいいですね。小さい頃、試験の点数がよくないと、「カラス頭」と言われた時代もあった。今時代は変わった。頭の良い人を「カラス頭」と呼ぶべきでしょう。

46 ◎ 罰金あり ・・・・ 子づくりオーバー 「2006・7・23」

  中国の人口は約13億人。56民族。漢民族が90%、残りの10%が少数民族。漢民族の人口が多いことから、子供の出産は1人だけ。少数民族は2人以上オーケー。漢民族が2人目をつくると、罰金150万円ですって。しかし、この考えに変化も起こりつつあるという。


45 ◎ 聞かせてください方式 ・・・・ サーバント・コーチング 「2006・7・23」

  薮原秀樹さんは大阪在住の「株式会社しんけん」の会長さん。青年塾で若者を指導する姿勢を見ていると、教わる人を大切にしている。これがハンパじゃないんです。彼の書いたサーバントコーチングの本が、札幌の書店にも並べられたことは、うれしいねえ。アメリカからの輸入版コーチングではなく、自分の体験を通して得た「自分流」コーチングを考え出した。「人を輝かせることで、自分も輝く。自分が輝くことで、相手も輝く」、そうやって互いの能力を伸ばそうというのが基本。「あーあ、自分は何をやってもダメなんだ」と自己嫌悪に陥っている方にお薦めの本です。ヤブログ

44 ◎ 北京の犬 ・・・・ 53万匹 「2006・7・22」

  北京市内の朝、ペット犬と散歩する姿を見かけるが、日本ほど多くない。散歩する姿からすると、フンの後始末道具は持参していないので、多分落し物として置きっ放しになるのでしょう。ゴミ処理同様環境改善の課題となりそう。 

43 ◎ 5000回 ・・・・ 叩けば叩くほど硬度増す 「2006・7・22」

  中華鍋は鉄製に限るというファンが多い。鉄は熱の伝導性が高いから、強火を必要とする中華料理にはもってこいの道具。炒めるの「炒」は、火辺に少ないと書くのは、強火で短時間に調理の意味だという。鍋は5000回叩いてつくるという。叩けば叩くほど硬度が増す。テフロン・スミフロンなどの表面加工品と違い、鉄は人体に無害。台所をあづかる人は一考を。

40 ◎ ゼロ ・・・・ カラス 「2006・7・20」

  大連市は人口600万人の大都会。写真は富麗華大酒店(ホテル)のすぐ裏手。大通りから一歩足を踏み入れると、ゴミが散乱している。このゴミの腐った臭いが、生活の臭いとなって染み付いているように感じる。ホテルでのゴミ箱をみる限り、分別はされていないようだ。ゴミ問題は今後の課題のようです。日本と違う点があるんです。そう、いたずらカラスが一匹もいないんです。北京もそうでした。カラスは日本が大好きなんでしょうね。

42 ◎ 信号 赤ですよー ・・・・ 赤でも渡る習慣だい 「2006・7・21」

  信号「赤」、関係な〜し。自分の安全は自分で判断そして責任を持つ。待つ時間がもったいない、という感覚が通用する。車は左折大優先。車がきたら人は避けるか止まる。どんな場合でも人が優先の日本的感覚では、車にはねられてしまう。自己判断・自己責任、わからないわけではないが、いずれ信号を守らなければならないようになると思うなあ。

41 ◎ スイッチ ・・・・ 場所をスイッチ提案 「2006・7・21」

  航空機に乗って感じることがある。イヤホン・チャンネル・照明灯・緊急呼び出し ・・・・ 沢山の便利な機能を座席から操作できるサービスがされている。しかし今回乗った便でも、添乗員が何人かのおとしよりの所に足を運んだ。間違って緊急用のスイッチボタンを押してしまったのだ。押したというより、何のスイッチボタンなのかわからないまま押したのでしょう。このスイッチの設置位置が座席横、大変操作しずらい上何のスイッチかわかりづらい。この場所を、おとしよりでも簡単に操作できる場所に移してほしいなあ。

39 ◎ ブランド品のお見合い ・・・・ 国際空港 「2006・7・20」

  国際空港へ行くと、ハッと気が付くことがある。人・人・人の持っている旅行カバンやバック、同じものは見かけない。よくこんなに種類があるものだと感心します。人間の顔みたいですね。ところがどっこい、同じものが ・・・ 。そうですよ、ブランド品なんです。同じ模様で同じ形。高級品は目立つ。結構同じものをみかけます。高い値段のブランド品、空港ではお見合いの確率高そうですよ。

38 ◎ 朝食 ・・・・ 食文化 「2006・7・19」

  北京市内の早朝、あちこちの路上に食べ物の出店を見かける。北京の人の朝食は、おかゆのスープや揚げパンにタマゴ焼きが多いという。生タマゴはほとんど食べない。野菜も熱を通しての調理。日本人のように、牛乳やコーヒーもあまり飲まないという。立ち食いもオーケーの習慣。出店で買って街頭で食べることは当たり前のよう。日本の若者もそうなりつつある。食文化、国によって違いがあるなあ。
               

37 ◎ 愛車が一番大切 ・・・・ 居間に同車 「2006・7・19」

  世の中には、私が思いもつかないことを実現させる人がいる。好きなものに囲まれて休日を過ごしたい、と思いつき別荘を建てたという。更に、居間と愛車2台のガレージを一体化させ、いつでも一緒に生活できるようにした。愛車の側で食事、考えられます?。建て主曰く、「一番喜んでいるのは愛車かも知れない」。

36 ◎ 客席付き三輪自転車 ・・・・ 王朝時代へタイムスリップ 「2006・7・18」

  北京市内の胡同(フートン)。四合院造りの建物が建ち並ぶ街のことを胡同というのだそう。散策すると、昔ながらの街並みや暮らしぶりがわかる。道が狭いため「人力三輪自転車」が大活躍している。この胡同方式の街づくりが、北京市全体を画一的で規則正しい配置にさせたのでしょう。2人乗り客席付きの三輪自転車で街の中を走ると、王朝時代にタイムスリップの気分になります。    

35 ◎ 山守ボランティアのお陰 ・・・・ 知名度もアップの毛無山 「2006・7・18」

  山は地域のシンボル。低い山であろうと高い山であろうと、姿同じにして歴史を見守っている。山は大切に守り、次世代へバトンタッチが私たちの義務。標高750mの毛無山、今年も登山道の草や笹が鎌できれいに刈られた。昨年の秋に続き活動してくれているのは通称・笹刈りボランティアの坂口一弘さんと5人の仲間。山を守ってくれる作業 、ありがたいことです。
(山紀行) ガスの中、念のために持参した刈払い用鎌で夏草を刈りながらの7回目の「毛無山」(旧大野町)(7/4)

34 ◎ 家族だけの四合院 ・・・・ 複数家族の雑居に変化 「2006・7・17」

  北京市内には、昔ながらの四合院造りの建物が沢山ある。門を入るとまず中庭がある。それを囲むようにして東西南北に四棟の家屋が配置されている。日当たりをよくするため、南向きに造られている。貧富の差や身分により、豪邸から簡素な建物まで大小さまざま。門には、身分・位を示した表示が残っている。北京市内では、新しく造りかえられている建造中の四合院をあちこちで見ることができる。昔は、家族や親せきで構成していたのでしょうが、今は他人と構成が当たり前とのこと。4軒を塀で囲む方式は、防犯の意味あいもあるのてしょうが、日本の建物文化との違いに驚いた次第です。                                 

33 ◎ 貧しい国へ行くと分かる ・・・・ もったいない 「2006・7・17」

  湯船からお湯が溢れる温泉で、「あー、気持ち良い」との言葉が口から出ても、「もったいない」といった言葉は出ない。物は少ないから、「もったいない」のであって、有り余っていると、「もったいない」とはとても思えないものである。水が貴重品であるバングラデシュを訪ねての上甲晃・志ネットワーク代表の言葉です。日本は物があふれ、「もったいない」の言葉も薄れがちですね。反省。

32 ◎ 超高級品 ・・・・ 外国製アイス 「2006・7・16」

  北京市内の一般的な中華店で昼ごはんを食べた。4人で9品を注文。たらふく食べての会計は合計83元(日本円で約1300円)。安さにビックリ。それに、割り箸と紙手拭がセットになったおてもとは初めて目にした。その夜、北京一の繁華街ワンフーチンで食べたアイスクリーム(ハーゲンダッツ)が2個で66元(約1050円)、外国製品との値段の落差にとまどいました。
                    

31 ◎ 迷惑冷房器具? ・・・・ 風鈴 「2006・7・16」

  気温も高くなり、「夏」もうすぐですね。本州の暖かい地域では、夏の風物詩による小さな迷惑が始まっているようですね。「風鈴」、大野でも縁側に下げ「チリリン・ちりりん」などの音で涼をさそった。風鈴を天秤棒にいっぱいぶら下げて売りにきたことも、ハッキリ覚えている。ところが今は、となりの風鈴がひと晩中「チリンチリン」で眠れなかった、など迷惑の代表物になるケースも。夏に清涼感の音と絵柄で楽しませてくれる風鈴、今年は存在感を出させてあげたいなあ。

30 ◎ 消えそう ・・・・ 庶民の商店街 「2006・7・15」

  北京市・大柵欄の商店街は老舗が軒を並べています。張一元・茶荘というお茶屋さん、新鮮な葉を使用しているから安心だという。なぜ?、答えは国営だから信頼できるという説明。北京同仁堂という薬屋さん。日本の薬局と規模が違う広さ。入店すると、プーンと鼻を突く薬草の匂いがして病が治ったような気分にさせてくれる。白衣を着た多勢の相談員がいて、親切に効能ある漢方薬を見つけてくれるようなシステムになっている。シルク製品、漬物 食堂 ・・・ さまざまな店が趣向をこらして迎えてくれる。しかし、こういう風情ある光景、音をたてて消えさるように感じた。

29 ◎ 長期を臨む経営 ・・・・ リスクを説明 「2006・7・15」

  ドイツやイタリアの大手自動車メーカーでは、事故で死ぬこともある、という車のリスクを明示しています。ところが、日本では車のリスキーな部分にはいっさい触れません。自分のところの商品にどのようなリスクがあるのかということを、きちんと説明するようにしないと、長期的な評価を人々から受けることができないのではないか。作家・日垣隆さんの話です。耐震偽造もそうですが、どの程度の震度まで大丈夫かなど、買うときには疑問をもちませんものね。トヨタのリコール問題もしかり。日本の教育から変えなければ世界に通用しないのかも。

28 ◎ いにしえの世界 ・・・・ 大柵欄  「2006・7・14」

  7月5日。その昔、北京一の繁華街&歓楽街であった大柵欄をさまよい歩いてみた。北京オリンピツクを間近に控え、取り壊して近代的な街に変貌すると聞いたからです。老舗の薬店、衣料品店、漬物店などが並ぶメーンストリートは、まだ形を留めている部分もある。しかし、一歩裏手に入ると、至る所で古い建物が取り壊され、残骸のまま残っている。オリンピツクや万博開催が、昔の街の姿を変えようとしているのでしょうか。


27 ◎ 直向き(ひたむき) ・・・・ 評価 「2006・7・14」

  ジャーナリスト・日垣隆さんの「ひたむきに生きる」。「ひたむきに生き続けるためには周囲からの評価が必要です。評価は、金銭的な評価や家族周囲などいろいろある。与えられたことを言われたとおりにやるだけでは、評価にならない。あの人にやってもらってよかった、頼んでよかったと思われるような仕事を果たさなければならない」。そういえば、昔ヒットした村田英雄の歌詞に、「言われて励むも修行なら、言われなくてもやるのが修行」というのがあったなあ。私も反省・反省。


26 ◎ まだ続いていた ・・・・ 検問 「2006・7・13」

  7月4日・羽田空港から成田空港行きのリムジンバス(高速直通バス)に乗った。昭和63年・千葉県に住む友人が、成田空港見学に案内してくれたことが頭に浮かんだ。当時は、空港建設反対運動との軋轢があった。車で空港入場は、厳戒態勢下での検問を受けなければならず、たしか、後ろのトランクも開けられ隅々まで調べられた記憶が残っている。今回もバスが止められ、3人の検問員によるパスポートと本人確認があった。気分のよいことではないなあ。今時代、テロのこともあるので ・・・ 当分続くのでしょう。


25 ◎ ものは考えよう ・・・・ 幸福磁石 「2006・7・13」

  産経新聞・朝の詩に、相模原市に住む27歳の「幸福磁石」が載った。「時々 僕は磁石で 道すがら そこら中の不幸をひきよせ くっつき歩いているんじゃないかってくらい ついていない日がある  時々僕は それでも僕のうしろを来る人が その分幸福なら それでも いいんじゃないかって思う」。この詩の作者のように思いつつ日暮している方、多いのではないでしょうか。
これも人生ですよね。

24 ◎ 静寂で静止の森 ・・・・ 光を求めての戦争がある 「2006・7・12」

  ブナの木の森を歩くと、大木の生命力に驚き、澄み切ったおいしい空気を堪能し、シーンとした静寂さに思いをめぐらし ・・・・ 自然環境の素晴らしさに喜びを覚えます。しかし、ブナの森には人間以上の熾烈な戦いがあります。光を取れない木は、成長できず途中で淘汰されます。また、たくさんの種子が落ちますが、光が当たらないため、全滅。人間の子供だったらこうはなりません。人間社会と同じく、生き物の世界には戦いがあります。


23 ◎ 高価なピアノの音 ・・・・ 効果な対策なし 「2006・7・12」

  転勤族の引越し手伝いで、社宅の集合住宅にグランドピアノ運搬という経験ありませんか。ピアノ音と近所関係はどうなるのだろう、いらぬ思いが頭の中で発生します。厳しい人は、「コンサートホール以外の楽器音は騒音」。だから弾いてもいい時間帯も認めず、という人もいると聞く。高価なピアノがあるがために苦労する近所関係、察するに余りあります。


22 ◎ 親も安心 ・・・・ 携帯電話・ゲーム機・禁止 「2006・7・11」

  東海の財界が出資したエリートを養成する海陽学園がスタート。中・高・全寮制で6年間教育し、日本をリードできる立派な人材育成を目的としている。第一期生は、7.5倍の難関を突破した123人。寮生活の指導は、企業から派遣される若手社員が当たるという。なんとなく、松下政経塾の学生版という感じがしないでもない。携帯電話・ゲーム・コミックなど、近頃の学生が手放せないものも持込禁止。学費・寮費は年間300万円かかるという。育つ人材、日本そして世界で花を咲かせることを期待したい。

21 ◎ 有利なことは ・・・・ 控え目に 「2006・7・11」

  自分にとって有利(得意)なことはできるだけ控え目に。反対に、自分にとって不利(不得意)なことはできるだけ多めに。有利なことを無神経に実行していますと、人の反感を買います。不利なことを前向きに行っておりますと、人からの理解が得られるようになります。鍵山秀三郎さんの言葉です。


20 ◎ 噛む ・・・・ そば 「2006・7・10」

  そばは唇から吸って喉へ流し込み噛まない、これが「通」だ、とよく聞かされる。そうかなあ、寒暖の差のある所で栽培された粉は「甘み」がとっても強い、噛まなければ「甘み」が楽しめない。「そばの甘み」は、幸せ感を与えてくれますよ。台湾の蕎麦屋では、すする音は礼儀に反するのでダメッ。


19 ◎ 焦げ ・・・・ ガン 「2006・7・10」

  小さな居酒屋で好物のホッケの開きを、焦げ目がつくように注文。すかさず「焦げたものを食べるとガンになるぞ」との声。居酒屋の女将曰くは、「炭火で焼いた焦げ目はガンにならないのよ」、「ガスで焼いての焦げ目、これはガンになるそうよ」。女将の講釈、ほんとうだといいなあ?。


18 ◎ したたかさ ・・・・ 人生経験とともに備わる 「2006・7・9」

  「私はいつも、ごつごつした人間になれと教えてきました。人間、人生経験を経ていけば、嫌でも丸くなる。それが、若いころから丸いようでは、先が思いやられます。川の流れと石の関係を見てください。上流にある石は、ごつごつとして大きい。それが、長い時間を経て下流に行くに従い、あちらにぶつかり、こちらにぶつかりながら、丸く、小さくなります。上流から、丸くて小さいな石は、下流に行けば砂利にしかなりません。その意味でも、若い時には、めったなことでは人の言うことに従わないような頑固さは、必要です」。志ネットワーク代表・上甲晃さんが、前原・民主党前党首と野田・前国会対策委員長の松下政経塾時代の二人の頑固さについて質問された答えです。


17 ◎ 無理しない ・・・・ 心の疲れをしないため 「2006・7・9」

  雑誌に「心の疲れは、身体の疲れ以上に命を縮める」と。「嫌な会合でも若いうちは耐えられる。しかし、年をとってからの嫌な思いは、命に関わる。会合に出席しても、嫌だと思ったらさっさと退席するのが身のため」、というもの。こういう思いをした経験のある同感者、多いような気がするなあ。


16 ◎ 家庭教育 ・・・・ 温泉 「2006・7・8」

  温泉の湯治場に、小学生3人と祖父母を連れた家族が宿泊していた。お年寄りや病気治療目的の温泉に?と思う。しかし、和気あいあいの光景をみると、「家族愛」醸成の教育と写る。祖父母と一緒に温泉、こういう家庭教育の大切さ、今の日本で忘れられようとしているこを感じます。反省。
     

15 ◎ 人生の達人 ・・・・ 不義理 「2006・7・8」

  岸信介・元首相の言葉。「転ぶな 風邪ひくな 義理を欠け」、年をとってからの長生きの秘訣3ケ条だという。そういえば、風邪をひいているのに無理して葬儀に参列、これがもとで肺炎を起こし ・・・・ よく聞くなあ。年をとったら家族の言うことを聞き「不義理」、これも健康管理対策ひとつですね。


14 ◎ 出向く医療 ・・・・ アフガニスタン医師 「2006・7・7」

  アフガニスタン人のレシャード・カレッドさん。京都大学医学部を卒業したが、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻などで帰国がかなわなかった。祖国の惨状に心を痛めつつ、静岡県・島田市にレシャード医院を開業した。「あたりまえの生活」をモットーに、島田市周辺の無医村を中心に往診を続けているという。「出向く医療」、言葉を変えれば「往診」、自宅介護の時代を迎えどんどん増えてほしいですね。 
                 

13 ◎ わかっちゃいるけど ・・・・ 実行無理  「2006・7・7」

  「お金の一番いい使い方というのは社会のために使うこと。二番目にいいのは自分のために使うこと。一番悪い使い方は子供に楽をさせるために使うこと。これは社会学者・橋爪大三郎さんの言葉。あなたはどんな使い方をしていますか。


12 ◎ 一灯照隅 ・・・・ 万灯照国 「2006・7・6」

  比叡山延暦寺に掲げられている最澄の言葉、「一灯照隅。万灯照国」。ひとつひとつの明かりは、世の中のごく狭い片隅を明るくするほどのものでしかない。しかし、その明かりがどんどん増えていけば、やがてそれは世の中全体を明るくする」という意味だという。小さな活動によるボランティア、大きな社会貢献になることの教えにも通じますね。



11 ◎ インターネツト ・・・・ わが師?  「2006・7・6」

  こんなこと聞いたら、「こんな常識もわからないの」と言われそう。こんな経験ありませんか。大人になると、知ったかぶりをしなければならないこともあります。「いまさら人には聞けない」、こういう時、インターネットは救いの手を差し伸べてくれるので助かります。辞典で解説などさまざまな角度の情報を知ることができ、物知らずには「感謝」の機器ですね。


10 ◎ 重厚な玄関戸 ・・・・ 欠点があった  「2006・7・5」

  わが家は建築25年程経つが、玄関などサッシの戸車修理はまだしたことがない。以前のわが家の玄関は、頑丈そうな厚い板にガラスがはめられていた。このガラス、やたら分厚く重たいダイヤガラス。戸車をしょっちゅう取り替えていた。磨り減る原因はハッキリしていた。建具の資材の進歩を感じます。


9 ◎ 脳を刺激 ・・・・ ノーという反応  「2006・7・5」

  横浜の大きな本屋に入ったら「特別コーナー」というのがあった。そこを見てビツクリした。大人の塗り絵がいっぱい。有名な画家の絵を描きませんか、などと誘う。塗り絵をやると脳を刺激、認知症防止にもなりますよ、などと買わせる雰囲気にさせている。年を取ると子どもに返る、ということが現実に写るなあ。そのうちデパートのオモチャ売り場に、「おはじき」などの高齢者コーナーができる ・・・・ のでは。


8 ◎ オニヤンマ確認 ・・・・ ホッとします  「2006・7・4」

  時の経つのは早いですね。もう7月、7日は七夕様で小暑です。 匠の森公園の道路、太陽の熱で路面の温度が上昇して焼け死んだミミズがいっぱい。春先は若緑色だった葉が、深い緑色になりつつあり、初夏を感じます。匠の森公園で元気に飛び回るオニヤンマを見ました。裏山の通称ベナ沢には、昔からオニヤンマ・アゲハチョウ・ニホンザリガニがいた。その光景は今も続いているが、確認できると何となくホッとします。
                     
7 ◎ 高齢者住宅 ・・・・ 供給配慮  「2006・7・4」

  2007年度から、高齢者を賃貸住宅に入居しやすい環境に制度を改善することを国土交通省は決めたという。高齢者向け賃貸住宅は、人口を一人でも増やしたいという自治体にとっては遠慮部門。しかし、介護保険制度が軌道に乗りつつある現状では、高齢者に対する賃貸住宅の供給配慮は避けて通れない課題です。生活費に占める住宅費は大きくなりすぎた。現状認識した上での法改正を期待したい。


6 ◎ 高齢化の副産物 ・・・・ アンバランス  「2006・7・3」

  先日「江戸の面影そのままに」という豆腐会席を経験した。34の風流な個室が立派な庭園を囲んでいる。通された部屋は和室、しかし椅子が置かれたテーブル席。高齢者に配慮してのものでしょうがアンバランスに思えた。。そう言えばわが家の居間も以前、畳の和室で囲炉裏があった。なぜか洋椅子と洋テーブル、食事もそこでした。これがアンバラスにいつも思いつつ生活してきた。高齢化の時代を迎え、アンバラスと感じることが多くなるのでしょうね。


5 ◎ 手技にはあるが機械にはない ・・・・ 気 心 気迫  「2006・7・3」

  旅行すると、さまざまな「手技(てわざ)」を見ることができる。陶器作り、土をこね・ろくろで形を作る。衣服作り、糸を紡ぎ・染め・織る。漆器作り、そば打ち、紙すきなどなど。職人の指・手の力の入れ具合によって個性あるものが作り出される。効率化・合理化・画一化により機械生産主流の時代になったが、経験と修練の要る「手技の伝統」は消してはならないなあ。


4 ◎ 特区効果 ・・・・ 幼稚園2歳児からOK  「2006・7・2」

  2007年度から幼稚園の入園、2歳児からOKとなる。幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省が管轄の縦割り行政の申し子、ようやく垣根がとれての実現?。教育基本法を改正せず、2歳時を保育として受け入れる形でだというから、スッキリとはしていないなあ。でも、構造改革による前進は評価できる。すでに特区として一部の自治体が実施を始め、高い評価を得ている。今後は縦割り行政の混乱なく、少子化対策の一手となる効果を期待したい。


3 ◎ シャレた行動 ・・・・ 拍手  「2006・7・2」

  小泉首相が訪米、国賓級の待遇で歓迎を受けた。その一つが、テネシー州メンフィスにあるエルビス・プレスリ−邸宅に、大統領専用機に同乗させての案内である。大のエルビス・ファン小泉首相のこの行動を、批判したり揶揄したりの一部報道もあるが、それは横に置いときましょう。私は団塊世代、中学・高校の頃はエルビスは英雄扱いだったなあ。映画の「ブルーハワイ」は、女性を魅了する甘い歌声でひき付けた。監獄ロックやハウンドロックは若者を奮い立たせたなあ。私自身、ドーナツ版シングルレコードを数枚持っている。政治的難しい話は別にして、プレスリ−邸訪問というシャレた行動をした首相に、拍手を贈ります。


2 ◎ 抜けないねえ ・・・・ くせ  「2006・7・1」

  電話の応対、「わかっちゃいるけど・・・・うま〜く・できない」。電話が鳴る、「もしも〜し」と言ってしまう。相手が見えないのに、やたら「電話」にお辞儀をしてしまう。相手が苗字しか名乗らず「誰かな〜」と思うときでも、知ってるようなふりして話を続ける。「失礼ですが」と言って聞けばいいものを、聞かずに苦しむ。治す妙薬がほしいですね。


1 ◎ 登るのなら登り口を選ばない ・・・・ 富士山 「2006・7・1」

  目的を持って進むとき、人の意見に左右されやすい人は、アレコレ考えてばかりいて前に進めない。上甲晃さんは、こういう人のことを「富士山に登りたいのだが、登り口がいっぱいあり、どこにしようか迷い、ふもとばかりをウロウロして、結果目的を果たせない」。よい結果を出そうとしての慎重さは大事だが、結果ばかりを考えると「迷わず自己判断・自己責任」が頭から消え去るなあ。注意・注意。



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