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◎市渡小学校は・なぜ通知表を2期制にしたのか



  大野町立市渡小学校・森武由美子 校長 児童数 126人 学級数 7  職員数 13人 では、通知表を2期制にするという。一般的には、現在の3学期制では最後の学期が短すぎ、子どもの評価を正確にしずらいと言われます。このため、全国では2学期制に移行する学校が増えています。

  この通知表の2期制は、実質2学期制と同じ役割をするものであり、まずは3学期制度を変えず挑戦というこの意義は大きい。今後はアンケート調査などを実行し、父母・子どもたち・教職員が 「2学期制」 に向かってどう挑むかが課題となります。前例・慣習にとらわれず、実施を判断・決断された教職員のみなさんの姿勢に、感激です。 

  
通知表の機能

  @ 一定期間における児童の学習状況・進歩状況・などを知らせ、保護者の理解を求める。
  A 児童に、自己評価の機会を与え、安心感や希望をもたせる。
  B 保護者と学校の連携が深まり、児童の指導が効果的に行える。

通知表の2期制

  前期  4〜9月 10月3日配布    後期  10〜3月 3月18日(卒業生)と24日配布

通知表2期制の期待効果

  @  学期ごとに途切れるリズムから、長いスパンで学習に取り組むことができる。
    今までは、 一学期 16週・二学期 18週・三学期 10週 
    これからは、一期 22週・二期 22週
  A  夏休み・冬休み前に、自主活動などのために、子ども自身による課題設定について、教師
    が支援をする時間をとることができる。
  B  子どもたちと向き合う、時間的・精神的なゆとりが確保できる。


  この実施にあたっては、「通知表の回数が少なくなる」という不安、「夏休み・冬休み前にくるものがこないという不安」・・・・が想定された。保護者の不安解消のために、「ひとりひとりのあゆみ」を配布。内容は、子どもたちの、「自己評価」や「夏休み・冬休みに取り組むめあて」 「担任からのひとこと」などです。

  この制度は、教職員のみなさんがさまざまな意見・議論をカンカン・ガクガクの末、産みだされたと思われます。父母への説明も終わりスタートしたこの試み。一番大切なことは 「父母の真剣な応対と協力」 です。学校と父母が力をあわせ・手をたずさえ、自分の子どもが社会で貢献できる成長を期待します。この2期制・通知表、みなさんはどう評価しますか。

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