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◎一人ひとりが主役・特認校制度に挑戦の萩野小学校「2003・2・7」



  大野町には、4つの小学校があります。うち萩野小学校は児童数の減少が大きく、平成14年度は32人、全学年複式学級です。推計すれば、H15 28人 H16 31人 H17 25人 H18 28人 ・・・・・・。このままでは、学校そのものの存続に影響を与えかねない状況です。(平成14年12月1日資料)                         
  
  児童増加対策として、校区の東前地区に都市計画の市街化区域を設定し、住宅団地と町営・道営住宅建設を進めています。この実施による効果が上がるまでは、少し時間がかかります。そこで、特認校制度を導入し少しの効果も見逃さないことに挑戦することにしました。 この制度をこの近辺で取り入れているのは、函館市立亀尾小学校だけです。                                             

  このはじめての試みは、萩野小学校・教職員の理解と協力、教育委員会の受入の決断、議会の了解、更には地域の協力応援が、力強い後押しとなり実現の運びとなりました。結果にこだわらず、自然体で挑戦という気安さの出発としました。                                                

  この制度の目的は、小規模校の特性を生かした教育に共感する児童を募るものです。募集は中心校である大野小学校区内に限定。入学できる条件は、「自力通学できること」 「通学費用は自己負担」 など。

  萩野小学校の自己PRは、「のびのび・ふれあい・活動と個に応じた指導のできる学校」=全職員が全児童と関わります。一人ひとりのよさを見つけ、チャレンジする気持ちを伸ばします。それぞれの個性を活かした活躍の場があります。など・・・・。「人とのかかわりを大切にした活動」=たてわり(学年に関係なく)活動を通じ、協調性や仲間意識をはぐくみます。「地域の人から学んでいます」=学校行事やPTA活動等も含め、地域との交流を大切にしています。
                             
  大野町初の挑戦、特認校。学校にとっては、特色ある・魅力ある学校づくりが試されます。教職員のみなさんには、目に見えない負担をかけることになります。私は、挑戦することを受け入れたその事実に感謝をしています。従って、背伸びせず・ありのままの萩野小学校教育を続けてほしいと願うものです。          
  
  学校・地域が一生懸命取り組んでいる特認校・ひとすじの光が見えそうです。

  



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