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◎ 高齢時代・「音量」考えよう


 

  「苦情ナンバーワン」

  高齢者のご夫婦宅を訪問すると、聞かされる苦情ナンバーワンは、「テレビ音量」の大きい音に悩んでいるです。もちろん、奥さまからの苦情が100%です。

  音量が高くて「頭がガンガン」するんですよ。音量を下げてというと、「高い音ではない」と怒る。「イヤホンで聞いてと言うと、よく聞こえない」、と聞き入れない。「補聴器を買ってみては」というと、「馬鹿にするな」と怒鳴る。などなど、奥さまのお怒りは爆発寸前が多いように思う。状況からすれば、「お怒りごもっともの音量」です。


  
「母の苦情も毎度さんだった」

  父も晩年は耳が遠くなった。テレビの音量が高く、少し離れた道路の歩道まで届き、道行く人も驚いたことでしょう。イヤホンは煩わしいと言って付けるのを嫌がった。私もイヤホンで聞くのは嫌なので、父の気持ちもわかる。

  そこでダメなことは百も承知で、「なんとか改善できないか」耳鼻科の診察を受けてもらった。医者の見立ては、「いまの医学では治せない」でした。医者のおまけの言葉、「耳の遠い人は、長生きしますよ」、に父はニッコリ。

  残された方策は、補聴器しかない。購入はしたが、「三日坊主」で終わった。イヤホンと同じ感じですから、わずらわしかったのでしょう。それに安物だったからなのでしょうか、「バイクの排気音」などが頭痛の原因になったようです。


 
 「高齢予備軍のうちに自己対策」

  ご夫婦家庭の場合は、どちらか一方がガマンすれば収まることです。しかし、二世代、三世代で同居の家庭になると、辛いことだろうと思う。「たかがテレビの音ぐらいで」、と思うかも知れませんが、毎日の積み重ねが事を大きくさせます。

  私たちは準備として、高齢予備軍のうちに「自らの対策を自らが考えておく」、これを実行することを提案したい。


  
「発光音テレビ出現期待」

  テレビもこの頃は「字幕」を多くしている。高齢者への配慮なのでしょう。ただ、高齢になれば、セットで目も弱体化します。なかなか都合の良いようにはいきませんね。

  夢物語と笑われるかもしれないが、「画面からの発光音を目を通して音に変換する」というたぐいのテレビを、日本のメーカーは開発してほしい。


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