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◎タイの水上マーケット




  「観光客用小舟」

  バンコク郊外80Kmにある「ダムヌン・サドゥアク水上マーケット」を見学した。

運河巡りの舟は、「手漕ぎ舟」と思っていたら、意に反し「強力なエンジン付き」。

6〜7人乗りの先が鋭く尖った舟は、水路をけたたましいエンジン音を響かせ、飛ばすこと飛ばすこと。ここは、スピード違反で捕まる速度制限がなさそう。


  「運河の衰退」

  網の目に張り巡らせた水路。陸上交通の発達により、役目が終わった。

ここラーチャブリー県は、肥沃な土地で野菜・果物の産地。この産物を運ぶ重要な役割を、長い間果たしてきたのでしょう。
  
  網の目にあった水路は、時代とともに減少し、その役割を果たせない現状になっているという。
  

  「水路と生活」

  水路の役割が終わり、運河の水路は観光用のために残されているようです。

  僅か40分の乗船中、生活している小舟と出会った。その数2双。いずれも高齢者です。

自動車と異なり免許不必要の小舟は、高齢者の交通手段として最適に思える。


水路を利用する人は、昔から小舟に慣れ親しんだお年寄りだけのような感じを受けた。公害を出さない小舟の衰退は、地域で生活する人にとっては残念なことだと思う。


  「水上マーケット」

  ダヌムン・サドゥアク水上マーケットは、100年の歴史を刻んできたという大規模なもの。

  今は、タイ政府が文化保護と観光客誘致のため再開発し保存しているという。

  行き交う小舟は、地元の新鮮な果物や野菜を販売している。水路の両岸には、地元の特産品やお土産品の店が、ズラリと並んでいる。


  「ゆったり」 「のんびり」 「自然豊かな土地」 「公害を出さない小舟」 「燃料代のかからない小舟」 「水路の水で洗濯」 「水路の水で水浴び」 ・・・ 自然の恵みで暮せる土地です。時代が求める生活は「せっかち」になりました。この影響を、この運河の地域に住む人は受けたように思う。


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