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◎ケースバイケースの民間委託


 平成13年4月、移転新築した学校給食センターが始動しました。

この運営にあたり、議会から指摘されていた小学校4校、中学校1校の配食経費について見直しを

いたしました。指摘とは、直営方式が経費的に安いのでは、ということでした。

まず、状況ですが、「配送車は町有車を使用させる」「修繕料・保険料・重量税は町負担」「運転士・助

手の拘束時間は、朝10時から午後3時」これを基に委託経費を算出していました。

受託する者は、拘束時間外の仕事について、「中途半端で他の営業に振り向けることができない。」

「拘束時間だけ雇用というのであれば、人材が集まらない」「会社の規定による退職手当引当金を確

保しなければならない」等々相手方のつらい事情も沢山あることが判りました。

町の結論としては、受託者には申し訳ないが「直営が安い」ということでした。

但し、配送人員については、運転手は臨時職員とし・助手については高齢者事業団に委託すること

にしました。従って、正式には準直営方式が正しい言いかたかも知れません。

今まで、少しのミスもなく配送委託を引き受けてきた業者さんには、申し訳ない気持ちでいっぱいで

す。

そこて゜、運転士さんについては、希望であれば町で引き受けることを提案し、そのまま働いていた

だいています。

「民間委託は安い」この概念を捨ててまで経費節減に取り組まなければならないほど、町村の台所

事情は厳しい状況なのです。

この例をもとに、次なる改革に町職員は取り組んでいます。
  
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