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◎新幹線と合併を見つめて



平成17年12月9日付け北海道建設新聞に、私の紹介記事が載りました。


 この人2005 「新幹線と合併を見つめて」  大野町長 吉田幸二

                               記事  矢部育夫・記者



  7年前の町長就任以来、毎日欠かさず書いてきたホームページでの町長コラム。季節の話題、心に残った本の紹介、人との出会い、思いなどを飾らない文章で表現する。「継続することの大切さを職員に伝えるため自ら行動を、と考え続けてきた」。

  先代からの思いを継続させ、ことし5月、北の大地に初めて新幹線の槌音が響いた。「感無量の一語」。先輩などの長い長い誘致運動の賜物です」。さまざまな思いを3行のコラムに込める。

  新函館駅周辺では、約17ヘクタールの土地区画整理をはじめ、南北ゾーンを結ぶ連結道路、幹線道路へのアクセス道路整備などを計画している。「大きな夢を持ちたい、という気持ちはあるが、札幌までの開通などを考えながら、身の丈にあったまちづくりを考えるべき」。地に足をつけ、生まれ育ったまちの将来を冷静に見通す。

  来年2月には上磯町と合併し北斗市へ。「大野は農業、上磯町は漁業。両方の一次産業が融合し、働く場のある活気あふれたまちになるはず」。30万都市の函館市と隣接し、良い意味でのライバルとして「住民サービスの向上など、お互いが競争し、切磋琢磨していけば、地域全体の活力となるはず」。

  10年後、新幹線の開業とともにまちは大きく変貌する。「合併して良かった、新幹線が来てよかった、と住民が思えるようになるためには、これからがスタート」。薪(まき)屋の少年は、時を経て住民の心に希望を灯す。


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