タイトル 2001年1月1日発行
No.76 第71号
しらかば薬局

発行:しらかば通信編集委員会

しらかば薬局は、患者さんをはじめ、地域の皆様方に支えられ、
8年目の新年を迎えることができました。心よりお礼を申し上げます。
昨年は、4月より不安を抱き続けた介護保険制度が開始され、
保険料、利用料とさらに大きく生活を押し潰し、
また、認定された介護度の40%以下しか利用されていない実態が
浮き彫りとなり、具体的な問題点が明らかになっています。
20世紀の最後の年に医療法改革案が成立し、
輝かしい未来に翳りを落としました。
21世紀の新しい幕開けは、心から素直に喜べないのが残念です。
今世紀は医療・福祉・介護の時代であり、
人権が問われる時代になることでしょう。
国の社会保障に対する暴挙に対し、
安心して住みなれた街に暮し続けられるよう、
地域の皆様方と手を携えて、
住民要求に応えた街づくりに貢献していきたいと思います。
 しらかば薬局が、信頼でき、気軽に相談できる薬局として利用できるよう
努力していく所存ですのでよろしくお願いいたします。
最後に、今年が皆様方にとってよりよい年であることを祈念いたしまして、
年頭の挨拶とさせていただきます。               
  しらかば薬局薬局長 若松利幸

 世紀が変わっても、冬に肌が荒れやすいのは変わりませんね。
しかし正しい知識を身につけ、実行することによってある程度は軽減されるものです。

さて今回は「冬のスキンケア」と題しまして
函館市深堀町「スター薬局」薬剤師の吉田香世子さんに書いていただきました。 


【 冬のスキンケア 】


(冬の環境)

 冷たい北風が吹き、気温や湿度の低下している冬。
今お部屋の湿度はどのくらいかご存じですか?
暖房を使用してポカポカと快適なお部屋の湿度は、20%くらいです。
湿度が50%以下になると角質層の水分量は半分(10%)以下になり、
お肌は乾燥して、痒くなり湿疹が出来やすくなります。
             
(冬の肌状態)
 冬は血流低下のため、皮脂膜が作られにくく肌の水分は、どんどんと蒸発し、
また細菌などの感染を受けやすく、さらに28日の肌の代謝サイクル(ターンオーバー)も
くずれ、荒れ肌や乾皮症にかかり易くなります。水分保持能の低下したアトピー性皮膚炎、
さめ肌、主婦湿疹もこの時期悪化しがちです。


( 健やかな肌の鍵は「角質層」にあり!)

 
 私たち生物は海水の中から生まれました。だから水なしで生きていけません。
大切なからだの60%の水を失わないように保護しているのが皮膚です。
同時に皮膚は細菌などの侵入を防ぐバリアの役割もしています。  皮膚は表面に近い方から、表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。
中でも「表皮」の最上層にある角質層がその中心的な働きをしています。
 角質層は、角質細胞が14層ほど蜜に重なり合って、異物の侵入を防いでいます。
この防御の働きは乾燥すると低下しますので、
乾燥しないように水分を保持する重要な3つの仕組みがあります。
「角質細胞間脂質、天然保湿因子、皮脂膜」です。
これらの仕組みがくずれたのが、荒れ肌、乾皮症、アトピー性皮膚炎、さめ肌、主婦湿疹です。

(乾皮症)
 
 年齢とともに皮膚の脂分やセラミド、NMFが減少してカサカサになり、
強いかゆみを伴う乾皮症。60歳以上では日本人の95%が乾皮症?
 まずステロイド軟膏で炎症をしずめセラミド入りの保湿剤などで保湿に注意すると
1週間ほどでなおります。


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