タイトル 1999年8月1日発行
No.58 第54号
しらかば薬局

発行:しらかば通信編集委員会

 今回は、読者の方よりの要望にお応えして、「狭心症」について
症状・治療法・注意点の3つの視点から取り上げてみました。

(道南勤医協稜北病院、大城忠医師に監修をして頂きました。)


【狭心症とは・・・】
 心臓は、全身に血液を送り出している大切な臓器です。
その心臓に、酸素や栄養を補給している血管を冠状動脈と言います。
この冠状動脈は非常に細い血管で、そこで動脈硬化が起こり硬くなり、
ますます血管が細くなったりすると、心臓を動かしている筋肉(心筋)
に酸素が足りなくなってしまいます。そのために一時的に胸が苦しくな
る状態を狭心症と言います。
そしてこの状態がさらに進み、血栓(血管の内側にできる血の固まり)
などが生じ、血管がつまり、心臓に酸素が全く届かず、心筋が壊死
(細胞が死んだ状態)してしまったものを心筋梗塞と言います。
今回はこのうち狭心症についてお話します。


<症状と分類>
 ドラマなどで、「うっ!」というセリフとともに胸を手で押さえて倒れ込
む、といった場面をよく目にしますが、狭心症の症状は「胸が締め付
けられる感じ」ですとか「胸に重石が乗った感じ」などと表現されます。
また、この典型的な症状の他に喉や歯、肩などに痛みを伴うことも
あります。発作は普通1〜3分でおさまり、5分以上続くものは多くあ
りません。
 分類としては、急な運動や仕事などにより発作を誘発する労作性
狭心症寝ている時など安静にしている時に、冠状動脈の局所的収縮
により起こる安静時狭心症、それまで起こらなかった動作で発作が
でたり、労作性狭心症だったのに安静時にも発作が起こったり、症状
が著しく増強したものを不安定型狭心症、などに分類されます。
不安定型が1番危険な型ではありますが、どの型でも放置しておくと
心筋梗塞への移行率が高くなるので注意が必要です。

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