タイトル 1999年7月1日発行
NO.57 第53号
しらかば薬局

発行:しらかば通信編集委員会

子供のよくかかる病気に、溶連菌感染症などがあります。
今回は「子どものかかりやすい病気」について、
道南勤医協稜北病院小児科の高柳医師にお話して頂きます。

◆ 溶連菌感染症 ◆

熱とのどの痛みを伴います。 溶連菌(溶血性連鎖球菌)という細菌による感染症です。昔は猩(しょう)紅熱といいました。細かいブツブツだったり、さぁーっと赤くなる程度だったり、出方は様々です。 口のまわりやひじの内側が白く残ったりするのが特徴です。 のどの奥が真っ赤になります。その場で、のどを検査をして、確定する事ができます。 溶連菌の場合には、抗生物質による治療が必要になってきます(抗生物質によく反応するので、今では怖い病気ではなくなりました)。 治ってから、手や足、おしりの皮がむけて驚かされる事があります。



◇ はしか ◇

高い熱が出ることと、せきや鼻水、目やになどの粘膜の炎症の症状が強いこと、また、全身の状態が悪く、ぐったりしやすいのが特徴です。はしかの発疹は、耳の後ろ、顔、首に赤く細かいぶつぶつがあらわれ、全身にひろがります。熱は、およそ5日ぐらい続きます。はしかは、感染力の強い病気です。その地域で流行っているかどうかも参考になります。



◆ 風疹 ◆
 

はしかとほぼ同じような発疹の出方をします。首のリンパ腺がはれるのが一つの特徴です。熱が出ることもありますが、比較的症状は軽く、3,4日で治まります。地域で流行っていない場合は、ほかのウイルスによる発疹症(いわゆる風邪による発疹症)と区別がつきません。この場合には、血液検査によって、確定するしかありません。女の子の場合、妊娠中に風疹にかかると、子供に障害が発生するおそれがあります。もし、診断があいまいな場合には、念のため、ワクチンを受けておくことをおすすめします。



◆ みずぼうそう ◆
 

はじめ小さな赤いぶつぶつがぽつんぽつんと出て、その真ん中に小さなみずぶくれができます。頭や口の中にもできます。多くの場合、はじめの3,4日間、熱を伴います。すぐに破れて赤くなり、かさぶたになって治っていきます。しばらく白く残ることがありますが、時間がたつときれいに治ります。かゆみや痛みを伴う事があります。かきこわしておできになることがあるので注意が必要です。



◇ 突発性発疹症 ◇
 

比較的高い熱が、およそ3日間くらい続きます。軽い下痢を伴う事もあります。高い熱のわりには元気です。熱が下がった後に、顔や体に赤いぶつぶつができます。地図状に広がるのが特徴です。



◆ 手足口病 ◆

名前の通り、手のひらと足の裏、口の中に発疹ができます。全身に広がることはありませんが、ひざやおしりにも赤いぽつぽつができることがあります。



◇ リンゴ病 ◇

両頬、手と足の外側に、ぼーっと赤い発疹が出ます。まだらに地図状になったり、レース状にみえたりします。少しかゆみを伴うほかには、熱などの症状もなく元気です。
このほかにも、弱いウイルスによる病気で、これといった型にはまらないものがあります。かぜのウイルスによる発疹症とも呼ばれています。せき、鼻水や下痢を伴ったりします。3〜4日様子をみると良くなってしまいます。アレルギーによる発疹症もあります。この場合にはかゆみを伴う事が特徴です。





[しらかば通信] [伝染病、登園・登校の目安]
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