小児のめまいはそれ程頻度の多いものではありません。
中耳炎(とくに急性)には気をつけなければいけませんが、メニエール病など内耳から起こるめまいはめずらしく、脳から起こるめまいはもっと頻度が少なくなります。
ここでは小児に比較的多くみられる起立性調節障害について説明します。
- 自律神経の異常によるもので次のような症状があります。
- 循環器の症状−急に立ったとき、あるいは長く立っているとめまい(目の前が暗くなる)がします。ぐったり元気がなくなり、心臓がドキドキしたり、頭痛も起こります。
- 呼吸器の症状−ため息。
- 消化器の症状−へそのあたりが痛くなったり、食欲がなくなり、吐き気もでてきます。
- 精神無力症状−不眠がつづき、疲労しやすく、学力も落ちてきます。
大きな症状としては
- 立ちくらみあるいはめまいを起こしやすい
- 立っていると気持ちが悪くなる
ひどくなると倒れる
- 入浴時やいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
- 少し動くと動悸や息切れがする
- 朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
そのほかの症状として
- 顔色が青白く、食欲がない
- 強い腹痛を時々訴える
- 体がだるく、疲れやすい
- 頭痛をしばしば訴える
- 乗り物に酔いやすい
- 10歳以上の学童に多く、乳幼児には少ない
- 4−7月頃症状が強くなる
- 一学期の成績が悪い
- イライラすることがよくある
- 夜、ねつきが悪い
- 家族に同じような症状を持つ人が多い
- 大部分が大人になると自然になおる病気です
- 偏食をなくし、間食を減らし、規則正しい食生活をしましょう
- 夜更かしはしないように
- 朝起きたときに深呼吸、体操、乾布摩擦を行う習慣をつける
- 体育クラブなどに加入して、積極的に体力作りをする